料理に彩りを添える名脇役。丈夫で育てやすく、採れたてのフレッシュな味を楽しめます
セリ科特有の香りが特長のハーブです。葉が縮れた「カーリーパセリ」と、葉が平たい「イタリアンパセリ」の2種類があり、同じように育てられます。冷涼な気候(15~20℃)を好み、高温と乾燥には弱いですが低温には比較的強い野菜です。春まきと秋まきで楽しめます。冬は0℃以上で管理すると春に新芽を出すので、プランター栽培がおすすめ。土は市販の野菜用の培養土を使いましょう。
たねまきから発芽まで10~20日ほどかかり発芽率も良くないので、心配なら苗を購入して植えつけると良いでしょう。夏頃に花芽をつけトウ立ちしますが、葉の成長が止まるので花芽は早めに摘み取ります。そのまま放置すると花が咲いてたねができ、2年目以降はそのたね(こぼれ種)でも楽しめます。

たねまき
たねを一晩水に浸けておくと発芽しやすいです。まき方は1ヵ所10粒くらいの点まきにします。
7号鉢または8号鉢なら1株、60cmプランターは3株が目安です。好光性なので土は薄くかけ、たねが流れないように霧吹きなどでやさしく水やりしましょう。

発芽
10~20日で発芽します。土が乾燥しないように新聞紙を被せ、朝あるいは夕方の薄日の時に上から水やりします。発芽したら新聞紙はすぐに外しましょう。


間引き
本葉が2~3枚になったら、1ヵ所2~3本に間引きます。

2回目は本葉5~6枚で1ヵ所1本にします。直根性なので株元をしっかり押さえて間引き、開いた穴はしっかり埋めておきましょう。

追肥・水やり
肥料や水が不足すると葉が黄色くなる場合があります。様子を見ながら2~3週間に1回、液体肥料を与えましょう。乾燥に弱いので、土の表面が乾いたらプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷり水やりします。

防寒
冬は0℃以下にならないように、南向きのベランダなどの日当たりが良く寒風の当たらないところに置きましょう。保温のため、株元に藁を敷いてもよいでしょう。

収穫
本葉が12枚以上になったら、下の大きな葉から切り取ります。常に8~10枚位残しておくと、どんどん新芽を出すので収穫が長く楽しめます。

花芽摘み
夏頃に太く真っすぐ伸びた花芽を見つけたら、すぐに摘み取りましょう。こぼれ種で栽培する場合はそのままにしておきます。

●栽培スケジュール
(プランター栽培)