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和食に欠かせない【国産大豆】
栄養豊富な万能食材「大豆」 多収品種で自給率アップに期待

2月3日は大豆の日。煎った大豆をまいて邪気を払い、年の数だけ食べて無病息災を願う節分に合わせて制定されました。
大豆は「畑の肉」とも呼ばれる、良質なたんぱく質と必須アミノ酸を含む、栄養豊富な食材です。近年生産が拡大している国産大豆の流通事情と、手軽に取り入れられるおすすめの食べ方をご紹介します。

自給率はわずか25% 輸入主体から国産拡大へ

 古来より日本人に親しまれてきた大豆。奈良時代には味噌やしょう油の原型が生まれ、加工技術の発達とともに、納豆、豆腐、油揚げ、高野豆腐、おから、きな粉、豆乳、湯葉などが広まりました。近年では、肉の代替品として大豆ミートにも注目が集まっています。
 現在の食品用大豆の需要量は年間約100万tですが、そのうち国産は約25万tにとどまり、食品用大豆の自給率はわずか約25%です。水田を転換して大豆の栽培を拡大する動きも進んでいますが、大豆は湿害に弱いため安定した収穫が難しく、実に7割以上を輸入に頼る状況です。さらに、世界的な穀物相場の高騰や円安の進行で海外産大豆の安定供給にも不安があり、国産大豆の生産拡大が課題になっています。
 農林水産省は、2030年度までに国産大豆の生産量を39万tに増やす目標を掲げ※1、増産を目指す産地への支援や、食品加工メーカーへ国産大豆の使用拡大を促す施策を進めています。

※1 「食料・農業・農村基本計画」において、2030年度の国産大豆の生産努力目標を39万tと設定

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生産拡大に期待がかかる多収品種「そらシリーズ」

 全農では国産大豆の生産拡大と安定供給に向け、収穫量の多い大豆の振興に取り組んでいます。国産大豆は味の良さや品質に優れる一方で、海外品種と比べて面積当たりの収穫量が少ないことが課題でした。そこで農研機構※2が既存品種と比べて2~5割以上多く収穫できる新品種「そらシリーズ」を育成。全農が主体となり、生産現場に新品種の種子を提供して普及・拡大を進めています。寒冷地や暖地など、各地の気候に対応する4つの品種が揃うため、地域ごとの適応栽培が可能です。食品加工メーカーなどと連携して畑を視察し、加工しやすく高品質な大豆を追求するとともに、実証栽培にも取り組んで排水対策の徹底など栽培技術の向上にも努めています。
 全農麦類農産部では、各地の大豆の集荷・販売調整機能を活用し、天候の影響などで供給不足になった地域には他産地の大豆で補う体制を整え、安定供給に努めています。販売では、入札取引等のほか、産地との結びつきが強い契約栽培取引を実施。流通や価格の安定と、多様なニーズへの対応の両立を図っています。
 大豆を毎日食べるには、食べ方のバリエーションを増やすのがポイント。納豆は、刻んだ漬物、大根おろし、お酢などを少し加えると、いつもと違ったおいしさに。豆腐は水切りするとチーズのような食感になるので、トマトと合わせてカプレーゼ風にしたり、クリームチーズと混ぜてティラミス風にしたりするのもおすすめです。また、味噌汁に豆腐、油揚げ、納豆などを加えた、大豆づくしの「納豆汁」は、体が芯から温まります。
 煮豆のほか、調味料や加工食品など多彩に姿を変え、日本人の食と健康を支えてきた大豆。栄養に富み、エネルギー源となる大豆をたくさん食べて活力をみなぎらせたいですね。

※2 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

2月3日は大豆の日!

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