追肥時期と害虫に要注意!外葉を増やして大きく結球させます
冷涼な気候を好み、高温多湿が苦手なキャベツ。春まき、夏まき、秋まきと一年中栽培できますが、最初は育てやすい夏まき秋冬どりがおすすめです。盛夏にたねまきをして育苗するのは大変なので、購入苗を植えつけると失敗が少なくて済みます。
生育前半は葉を広げてその数を増やしながら成長し、一定の時期を過ぎたら葉が立ち上がって結球します。玉の大きさは外葉(がいよう)の大きさと数で決まるため、結球する前に大きな外葉をどれだけたくさん育てられるかがポイントです。また、肥料切れを防ぐことも重要になります。2回目以降の追肥は、地面が外葉で覆われているため、液肥が便利です。
害虫被害を受けやすいため、防虫ネットを張ってこまめにチェックを。連作障害対策として、同じ畑での栽培は2年空けましょう。
植えつけ
本葉が5~6枚で子葉があり、病害虫の被害跡のない苗を選びましょう。深さ10cmほどの植え穴を掘り、根鉢を崩さないようにポットから出して、株間40~50cmで植えつけます。株元に土寄せをし、たっぷり水やりします。暑い日が続く場合は、苗を日差しから守るため、夕方に植えつけるか、黒寒冷紗をかけると良いでしょう。

害虫対策
アオムシやヨトウムシ、コナガ、シンクイムシがつきやすいので、害虫から苗を保護するために防虫ネットを10月末頃までかけておくと安心です。葉が食べ尽くされないよう、こまめにチェックし、見つけたらすぐに取り除きましょう。

追肥
植えつけから2週間前後が経ち、株が成長し始めたら、1m2当たり化成肥料(8-8-8)50g程度を施用し、株元に土寄せをしてください。結球が始まったら、市販の液肥(窒素を6%程度含むもの)を500倍に薄め、収穫間際まで1週間に1度散布します。

収穫
しっかり固く結球したら収穫時期です。片手で玉を押さえ、外葉を何枚か残し株元をカットします。収穫が遅れると過熟して玉が割れてしまうことがあるため、適期収穫を心がけましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(元JA全農 肥料研究室技術主管)
キャベツは地中海沿岸の石灰岩地帯が原産で、石灰を好みます。植えつけの2週間以上前に、1m2当たり苦土石灰100g(前作で施用していたら50g)と完熟堆肥2kg(同1kg)を散布し、根を張れるように深く耕してください。
元肥は植えつけの1週間前に、1m2当たり化成肥料(8-8-8)100gを散布し、土にまぜ込んでください。
●栽培スケジュール(夏まき)