料理の基本

切り方・煮方・揚げ方など調理の基本をプロが伝授

ぬか床を作る

料理◎大庭英子 撮影◎榎本修

ごはんの供の漬物は発酵食品なので腸活のためにも毎日の食事でとりたいですね。
米ぬかと塩でぬか床を作り、季節の野菜をぬか漬けにして楽しみましょう。

作り方

  1. 混ぜる

    湯に塩を溶かして塩水を作り冷ます。ボウルに米ぬかを入れ、塩水を少しずつ加えて手でかき混ぜ、全体をよくなじませて耳たぶくらいの硬さにする。

    1
  2. 風味付け

    昆布、赤唐辛子、しょうがを加えてよく混ぜ、うま味と風味付けをする。

    1
  3. 捨て漬け

    蓋のついた容器にぬかを移し、捨て漬け野菜を入れて表面をならし軽く蓋をする。2~3日置いて取り出し、また新たな捨て漬け野菜を漬けてと4~5回繰り返して発酵を促す。

    1
  4. 本漬け

    10~14日ほどでぬか床がなじんできたら、漬けたい野菜を本漬けにする。ぬか床は毎日上下を入れ替えるようにかき混ぜて空気を抜き、菌のバランスを保つと美味しくなる。

    1

●途中、水分が出過ぎたら、新しいぬかと塩を足してぬか床を調整します。
室温が30℃以上になる場合は冷蔵庫に入れて管理しましょう。

ぬか漬け

全量:約175kcal 調理時間:約10分(ぬか床を作る、漬け込む時間除く)

材料作りやすい量

  • ぬか床
    • 米ぬか(生) 2kg
    • 260g
    • 2L
    • だし昆布(5~6cm四方) 3枚
    • 赤唐辛子 3~4本
    • しょうが(薄切り) 1片分
    • 捨て野菜(キャベツの外葉、芯、かぶの葉など) 適量
  • かぶ 2個
  • 大根 10cm
  • きゅうり 1本
  • にんじん 1本
  • 適量

作り方

  1. 上記を参考にぬか床を作っておく。

  2. かぶは茎を3cm程残して葉を切り、皮のままよく洗い、根元の先に深さ1/3程まで、十文字の切り込みを入れる。大根は皮をむき、縦半分に切る。きゅうりは水で洗い、塩をまぶしてもむ。にんじんは皮をむいて塩をまぶしてもむ。

  3. ぬか床に2の野菜を入れ、ぬか床から野菜が見えないように表面を平らにして、容器の淵についているぬかを水で濡らしたさらしなどでふき、軽く蓋をして冷暗所に置く。

  4. 12~24時間、好みの漬け具合になるまで漬け込む。

  5. 野菜を取り出し、水でぬかを洗い落として水気を拭き、食べやすく切って器に盛る。