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料理のポイント

おいしく作る料理のポイントを写真付きで解説

シロップを使って、おいしさを余さず楽しみます。びわのコンポートゼリー

料理◎太田晶子 撮影◎武井優美

1個分:約65kcal 調理時間:約30分(コンポートを冷ます時間、ゼリーを冷やし固める時間は除く)

材料

  • びわのコンポート ※作りやすい量
    • びわ 8個
    • 2カップ
    • グラニュー糖 60g
    • レモン汁 大さじ1
  • びわのコンポートゼリー(150mlの容器4個分)
    • びわのコンポート 4個分
    • コンポートのシロップ 320ml
    • レモン汁 小さじ1
    • 粉ゼラチン 5g
    • 大さじ2
    • コアントロー(あれば) 小さじ1
    • ミント 適宜

作り方

  1. びわの下ごしらえをする

    びわは種の周囲まで切り込みを入れて縦半分に割り、種と薄皮を取り除いて、ヘタとヘソ(ヘタの反対側)を切り取って皮をむく。変色を防ぐために、むいたものから水につける。

    Point
    ポイント

    ●びわは、薄皮と実の間にスプーンを入れると、種ごと薄皮を簡単にむくことができます。

    ポイント

    ●実の下から上(ヘタ)に向かって、包丁で皮をむきます。

  2. コンポートを作る

    鍋に水とグラニュー糖、レモン汁を入れて中火にかけ、沸騰したら水気をきったびわを入れ、再沸騰したらアクをとって弱火にする。落とし蓋をし、5分ほど煮て火を止め、常温に冷ます(ゼリーにしない分は冷蔵庫で保存する)。

    Point
    ポイント

    ●中心に穴を開けて鍋の大きさに切ったクッキングペーパーなどを、落とし蓋にして煮ます。

  3. ゼリーを作る

    粉ゼラチンを水でふやかしておく。
    コンポートのシロップを小鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら火を止めてふやかしたゼラチンを入れてよく溶かす。レモン汁とコアントローを香り付けに加え、鍋ごと水につけて粗熱を取る。
    4つの容器に均等に流し入れ、びわのコンポートを2切れ(1個分)ずつ真ん中に入れて、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。お好みでミントを添える。

MEMO

コンポートとは、果物を食感や風味を残してほんのり甘く煮たもの。ジャムのように糖度が高くないので、保存は冷蔵庫で4~5日です。

料理のポイント

おいしく作る料理のポイントを写真付きで解説

旬の味覚をさっくり軽い食感で楽しみます。春野菜の天ぷら

料理◎大庭英子 撮影◎榎本修

1人分:約285kcal 調理時間:約25分

材料4人分

  • ゆでたけのこ(穂先の部分) 小1個分(約150g)
  • たらの芽 8本
  • アスパラガス 8本
  • 溶き卵1/2個分と冷水(合わせて) 1カップ
  • 薄力粉 1カップ
  • 揚げ油 適量
  • 適宜

作り方

  1. 下ごしらえをする

    たけのこは縦半分に切り、穂先を手前にしてまな板に置く。穂先から切り込みを2本入れて切り離し(切り込みは5mm幅で、根元の方を1cmほど残す)、穂先をずらして広げる。同様に残りも切る(8個くらいできる)。
    たらの芽は根元のかたい部分を取り除く。
    アスパラガスはピーラーで下半分の皮をむき、長さ7cm程度に3~4等分に切る。

    Point
    ポイント

    ●野菜は食べやすく切り揃えたら、しっかり水気を拭き取っておきます。

  2. 衣を作る

    ボウルに溶き卵と水を入れて混ぜ、ふるった薄力粉を入れて菜箸で中心から混ぜ、粉気が残る程度に混ぜ合わせる。

    Point
    ポイント

    ●混ぜすぎるとベタッとした仕上がりになるのでダマが残るくらいの衣に具材をくぐらせます。

  3. 揚げる

    フライパンの深さの1/2まで油を入れて中火にかけ、菜箸で油を混ぜて全体の温度が平均になるようにして、約170度(中温)に熱する(衣を落とすと底まで落ちてすぐに浮いてくるぐらい)。
    たけのこは薄力粉(分量外)を薄くまぶしてから衣をつけ、油の温度が下がりすぎないように、油の表面積の半分ぐらいの量を入れる。途中で裏に返しながら、1~2分揚げて取り出す。天かすをすくい取り、残りも同じように揚げる。たらの芽、アスパラガスは衣をつけ、1~1分30秒ほど揚げる。
    油を切って器に盛り、塩を添える。

    Point
    ポイント

    ●中温の油に入れたところ。あまり触らず、途中で一度返します。

MEMO

たけのこは、厚めに切って穂先を広げることで、食べ応えが出て食感が楽しめます。
揚げるとアクが抜けるので、ほろ苦い野菜や香りの強い野菜も食べやすくなります。セロリや人参の葉などもおすすめです。

料理のポイント

おいしく作る料理のポイントを写真付きで解説

メレンゲの泡をつぶさないように気をつけて、ふわふわに焼き上げます。いちごのカップケーキ

料理◎太田晶子 撮影◎武井優美

1個分:約205kcal 調理時間:約50分(ケーキを冷ます時間は除く)

材料直径7cm(底5cm)の紙カップケーキ型6個分

  • 薄力粉 50g
  • 2個
  • バター 15g
  • グラニュー糖 50g
  • バニラエッセンス 2〜3滴
  • <シロップ>
    • 大さじ1
    • グラニュー糖 大さじ1/2
    • オレンジキュラソー(あれば) 大さじ1/2
  • <デコレーション>
    • いちご 6個
    • 生クリーム 150ml
    • グラニュー糖 大さじ1

作り方

  1. 下準備をする

    薄力粉をふるい、バターは耐熱容器に入れて電子レンジ(600w)で20〜25秒加熱して溶かしておく。シロップの水と砂糖を耐熱容器に入れ、ラップをせずに電子レンジ(600w)で30秒加熱して、オレンジキュラソーを加えて混ぜる。オーブンを160℃に予熱する。紙カップをマフィン型やプリンカップにセットする。

  2. 生地を作る

    卵を卵黄と卵白に分けて別のボウルに入れ、砂糖を半量ずつ加える。卵白は角が立つまで泡立ててメレンゲを作る。卵黄を泡立て器でぽってりするまで混ぜ、薄力粉とメレンゲを3回に分けて交互に加え、ゴムベラで底からすくい上げては切るようにして混ぜる。最後にバニラエッセンスと1のバターを回し入れ、さっくりと混ぜ合わせる。

    Point
    ポイント

    ●メレンゲを入れたら、泡をつぶさないよう2回目までは粉気が残るくらいに手早く混ぜ、3回目はムラなく全体をよく混ぜます。

    ●溶かしバターは手早く生地になじませるため、ゴムベラに受けて1カ所に固まらないように回し入れます。

  3. 生地を焼く

    生地を紙カップに流し入れて表面をならし、オーブンの下段で15〜20分焼く。焼けたら紙カップごと型から外し、網に取り出す。スポンジが温かいうちに1のシロップをハケで塗って染みこませ、完全に冷ます。

    Point
    ポイント

    ●焼き上がりは竹串を刺して確認します。生地がついてこなければOK。

  4. デコレーション

    ボウルに生クリームと砂糖を入れて泡立て器で八分立てにし、口金をつけた絞り袋に入れる。スポンジ表面の外周にホイップクリームを好みの形に絞り出し、中央にヘタを切り落としたいちごを飾る。

MEMO

マフィン型やプリンカップが無い場合は、耐熱・耐油の自立できる型(市販のアルミカップやマドレーヌ紙型など)でも作れます。

料理のポイント

おいしく作る料理のポイントを写真付きで解説

お祝い事に重宝します。美しい巻き方をマスターしましょう。太巻き寿司

料理◎大庭英子 撮影◎榎本修

1本分:約630kcal 調理時間:約60分(乾しいたけの戻し時間は除く)

材料3本分

  • 乾しいたけ 6~8枚
  • かんぴょう 15g
  • 糸三つ葉 100g
  • しいたけの戻し汁とだし汁 合わせて1.5~2カップ
  • A
    • みりん 大さじ2
    • 砂糖 大さじ2~3
    • しょう油 大さじ2
  • 4個
  • B
    • だし汁または水 大さじ2
    • 砂糖 大さじ2
    • 少々
  • サラダ油 少々
  • 炊きたてのご飯 2合分
  • のり 3枚
  • C
    • 米酢 60ml
    • 砂糖 大さじ2~3
    • 小さじ2/3

作り方

  1. 具を作る

    ①乾しいたけは水で戻し、水気を軽く絞って軸を取る。かんぴょうは水で濡らして塩小さじ1(分量外)でもみ、洗って熱湯で10分ほどゆで、ざるにあげて冷ます。鍋に両方を入れて、しいたけの戻し汁とだし汁を加えて中火にかけ、煮立ってきたらAを加えて混ぜ、再び煮立ったら蓋をして弱火で約20分、汁気がほぼ無くなるまで煮る。冷めたら、しいたけは1cm幅に切る。

    ②卵をボウルに割りほぐしBを混ぜる。卵焼き器に油を熱して卵焼きを作り、巻きすで幅6cmくらいに形作る。冷めたら縦3等分にする。

    ③三つ葉は熱湯に塩少々(分量外)を入れてさっとゆで、冷水にとってから水気を絞る。

  2. すし飯を作る

    飯台にご飯を入れ、混ぜ溶かしたCを全体にふってしゃもじで切るようにして混ぜ、あら熱を取る。

  3. 巻く

    まな板に巻きすをのせてのりを縦長に置き、すし飯の1/3量をひとまとめにしてのせる。のりの向こう側2cmを残して全体に広げ、卵焼き、かんぴょう、しいたけ、三つ葉を1/3量ずつのせる。手前の巻きすを持ち上げて巻き込み、残りののりの部分に水を塗って巻いたら、巻き終わりを下にして両手で形を整える。両端は軽く押さえて整える。残り2本も同様に巻く。

    Point
    ポイント

    ●最初に軸になる具材(卵焼き)を置くと、巻きやすく、きれいに仕上がります。

    ●向こう側のすし飯の端に向かって、両指で具を押さえながら一気に巻き込みます。

  4. 切る

    半分に切り、さらに4等分に切って器に盛る。

    Point
    ポイント

    ●1回ごとに水で濡らした布巾で包丁を濡らしながら、素早く切り分けます。

MEMO

三つ葉の代わりに、きゅうりやほうれん草でも彩りよくおいしく作れます。

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おかゆ・雑炊・リゾットかぶと鶏肉のリゾット

兵庫県・うっちゃん

1人分:約355kcal 調理時間:約40分

材料4人分

  • 1合
  • 鶏もも肉 小1枚(250g)
  • かぶ 大1個
  • たまねぎ 1/4個(50g)
  • にんにく 1/2片
  • パルメザンチーズ(粉) 40g
  • ローズマリー 1本
  • 適量
  • 黒こしょう(粗びき) 適量
  • 白ワイン 1/2カップ
  • お湯 3カップ
  • オリーブ油 大さじ1

作り方

  1. 鶏肉は3cm角に切って、塩小さじ1/3とこしょう少々で下味をつける。かぶは皮をむいて2cm角に切り、葉は2cm長さに切る。たまねぎ、にんにくはみじん切りにする。

  2. フライパンに油を中火で熱し、鶏肉の皮目から焼き、焼き色をつけて取り出す。

  3. 2のフライパンにたまねぎとにんにくを入れて中火で炒め、たまねぎが透き通ったら生米を加え、塩小さじ1/4をふって全体に油が回るまで炒める。2の鶏肉を戻し入れて白ワインを加えて煮立たせ、アルコールを飛ばす。

  4. 3にかぶとローズマリーを入れ、お湯2カップを加えて煮立ったら弱火にして、木ベラで鍋の底をなぞるように時々混ぜながら約10分煮る。

  5. 水分がなくなったら残りのお湯とかぶの葉を加え、同様に混ぜながら汁気がなくなるまで5〜10分煮る。

  6. 米に少し芯が残っているくらいになったらチーズを加えて混ぜ、火を止める。器に盛ってこしょうをふり、お好みでチーズ(分量外)をかける。

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おかゆ・雑炊・リゾットさつまいもの茶がゆ

山口県・食いしん坊さん

1人分:約180kcal 調理時間:約40分

材料4人分

  • 1合
  • さつまいも 中1/2本(120g)
  • 茶葉(ほうじ茶) 6g
  • 小さじ1
  • 黒いりごま 適量
  • 塩昆布 適宜

作り方

  1. さつまいもは洗って皮ごと1.5cm厚さの半月切りにしてボウルに入れ、15分水にさらしておく。米は洗ってザルにあげ、ほうじ茶はお茶パックに入れる。

  2. 深鍋に水1.4Lを入れて強火で沸かし、1のほうじ茶を入れ、中火にして3分煮出して取り出す。米とさつまいもを加え、再沸騰したらアクをすくって弱火にする。

  3. 時々、鍋底をすくうように混ぜながら15〜20分蓋をせずに煮る。

  4. 少しかために煮上がったら塩を入れ、ゆっくり混ぜて蓋をし、火を止めて5分蒸らす。器に盛り、ごまを散らして、お好みで塩昆布を添える。

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おかゆ・雑炊・リゾットにら雑炊

京都府・小西宣子さん

1人分:約235kcal 調理時間:約15分

材料4人分

  • ご飯 茶碗に軽く4杯(400g)
  • にら 1/2束(50g)
  • 大根 6cm(200g)
  • 2個
  • 鶏がらスープの素 小さじ2
  • 大さじ1
  • 2つまみ
  • 薄口しょう油 大さじ1と1/3

作り方

  1. にらは3cm長さに切り、大根は皮をむいて長さ3cm、太さ5mmの細切りにする。卵はボウルに割り入れて溶いておく。

  2. 鍋に水750mlと鶏がらスープの素と酒、大根を入れて強火にかけ、沸騰したら中火にして5分ほど煮て、大根がやわらかくなったらご飯を加える。ひと煮立ちしたら塩としょう油で味を調える。

  3. にらを加えてひと混ぜし、再沸騰したら溶き卵を菜箸に伝わせながらゆっくりと回し入れて火を通す。

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料理のポイント

おいしく作る料理のポイントを写真付きで解説

きれいに色づけて、炊飯器で手軽においしく作ります。赤飯

料理◎太田晶子 撮影◎武井優美

1人分:約330kcal  調理時間:約35分(小豆を冷ます時間、米を炊く時間は除く)

材料5〜6人分

  • もち米 3合
  • 小豆 60g
  • 大さじ2
  • 大さじ1/2
  • ごま塩 適量

作り方

  1. もち米を洗う

    もち米は洗って浸水させる(30分したらザルにあげて、10分程しっかり水気をきっておく)。

    Point
    ポイント

    ●もち米の水気をしっかりきると、豆のゆで汁をよく吸って色よく仕上がります。

  2. 小豆をゆでこぼす

    小豆をボウルに入れて2〜3回水を替えて洗い、たっぷりの水と一緒に鍋に入れて中火にかける。沸騰したら火を弱めて10分ゆで、ゆで汁が赤くなったらザルにあげ、ゆで汁は捨てる。

    Point
    ポイント

    ●小豆はアクが強いので、ゆでこぼして苦みや渋みを取ります。これを渋きりと言います。

  3. 小豆をゆでる

    2を洗った鍋に戻し入れ、水5カップを注いで中火にかける。沸騰したらゆっくり対流する程度に火を弱めて13〜15分、硬めにゆでる。1粒取り出して少し力を入れて指でつぶれる位が目安。ゆであがったら、豆の皮が破れるのを防ぐため鍋ごと水に浸けて粗熱をとる。ゆで汁に指を入れられる位に冷めたらザルにあけ、小豆とゆで汁に分けて、それぞれ常温に冷ます。

    Point

    ●ゆで汁が熱いままだと、米の芯が残るなどおいしく炊けないので冷まします。また、ゆで汁は空気にふれると発色がよくなり、米がきれいに色づきます。

    ポイント
  4. ごはんを炊く

    炊飯器の内釜に1を入れ、小豆のゆで汁440ml、酒、塩を加えてよく混ぜ、上に小豆をのせて白米と同様に炊く(設定があれば、おこわモードで炊く。内釜におこわの目盛りがあれば、先に酒を入れて線までゆで汁を注ぐ)。

MEMO

蒸して作るのが昔ながらのやり方ですが、炊飯器でも水加減に気をつければ、ふっくらもちもちに炊きあがります。

プロのおすすめレシピ

料理のプロがすすめる旬の食材を使ったレシピ

新米でぜひ作りたい、秋田の郷土料理だまこ鍋

料理◎大庭英子 撮影◎榎本修

1人分:約725kcal 調理時間:約60分

材料4人分

  • 炊き立てのご飯 700g(約2合分)
  • 鶏もも肉 2枚
  • ごぼう 200g
  • まいたけ 200g
  • ねぎ 1本
  • せり 100g
  • だし汁 8カップ
  • しょう油 大さじ4~5
  • 大さじ3
  • みりん 大さじ3

作り方

  1. ご飯をボウルに入れて水で濡らしたすりこぎで全体を軽くつぶし半づきにしたら、一口大ずつに分けて水で濡らした手で丸く形作り、バットなどにのせて表面を乾燥させる。

  2. 1をガス台のグリルに並べ、強火で全体に焼き目をつける。

  3. ごぼうは皮をこそげて太めのささがきにして、水で洗い、水気をきる。まいたけは根元を少し切り落とし、食べやすくほぐす。ねぎは2cm幅の斜め輪切り、せりは3~4cm長さに切る。鶏肉は2.5cm角に切る。

  4. 土鍋にだし汁を煮立て、鶏肉を入れて煮立ってきたら、火を弱めてアクを取り、酒を加えて混ぜ、ふたをして10分程煮る。

  5. 4にみりん、しょう油を加え、ごぼう、まいたけを入れて10分程煮てから2、ねぎを加え、ねぎがしんなりしたら、せりを加えてひと煮する。

ココがポイント

本来は鶏がらスープで作りますが、だし汁で仕立てました。
根つきのせりがあれば、さらに味わい深く、香り豊かに味わえます。

料理の基本

切り方・煮方・揚げ方など調理の基本をプロが伝授

団子の作り方

料理◎大森いく子 撮影◎黒部徹

手軽にできる団子の作り方をご紹介します。
串にさしてお好みの味を楽しんだり、お月見団子にすることもできます。

作り方

  1. こねる

    ボウルに白玉粉を先に入れ、ぬるま湯(40℃位)を適量加えてダマにならないように混ぜてから、上新粉を加えて残りのぬるま湯を入れて混ぜる。耳たぶほどの固さになるまでこねる。

    1
  2. 丸める

    まな板の上に置き、両手で転がして円柱状にする。24等分に切り分けて、1個ずつ手のひらで丸める。

    2
  3. ゆでる

    たっぷりの熱湯に団子を一個ずつ入れ、団子が浮きあがってきてから2分ゆでる(ゆで時間は計7~8分)。

    3
  4. 冷水にとる

    ゆで上がったものから冷水にとって冷まし、水気をきる。

    4

●上新粉と白玉粉を混ぜることで、口当たりが滑らかでやわらかい団子が簡単に作れます。

串団子(4種)

1本分:みたらし団子約115kcal、粒あん団子約140kcal、いそべ団子約96kcal、しょう油団子約95kcal 調理時間:約30分

材料8本(24個)分

  • 団子
    • 上新粉 150g
    • 白玉粉 50g
    • ぬるま湯 約150ml
  • みたらしあん
    • 砂糖、しょう油 各大さじ2
    • 片栗粉 小さじ2
    • 大さじ4
  • つぶあん(市販)、しょう油、焼きのり 各適量

作り方

  1. 上記を参考に団子を作る。

  2. 1を1串に3個ずつさして8本作る。

  3. そのまま、または焼き網で軽く火であぶってから、好みの味に仕上げる。



みたらし
小鍋にみたらしあんの材料を入れて弱火にかけ、木べらで混ぜながら、とろみをつける。
あんが温かいうちに団子にからめる。
粒あん
団子に好みの量の粒あんをのせる。
しょう油、いそべ
団子を軽くあぶって焼き目をつけ、しょう油を表面にぬり、もう一度あぶる。いそべはのりを巻く。

料理の基本

切り方・煮方・揚げ方など調理の基本をプロが伝授

牛すじ肉の下処理

料理◎大庭英子 撮影◎榎本修

牛すじ肉をおいしく調理するためには、下ゆでをして、臭みや余分な脂を取り除くことが大切です。
時間は多少かかりますが簡単な工程なので、まとめて下ゆでしておくと便利です。

作り方

  1. ゆでこぼす

    牛すじ肉はたっぷりの熱湯に入れて混ぜ、再び煮立ってアクが浮いてきたら、弱めの中火にして5分程ゆでる。ザルにあげてゆで汁を捨てる。

    1
  2. 洗う

    水を張ったボウルの中で2回程洗い、ザルにあげて水気をきる。余分な脂を取り除き、料理に合わせた大きさに切る。

    2
  3. ゆでる

    鍋に牛すじ肉を入れ、分量の水(3~4カップ)を入れて強火にかけ、煮立ってきたら、酒、ねぎ、しょうがの皮を入れる。蓋をして弱火で1時間程ゆでる。

    3
  4. ゆで上がり

    牛すじ肉に竹串がすっと刺さるくらいやわらかくなったらゆで上がり。ねぎ、しょうがの皮を取り出す。

    4

●保存の目安は冷蔵庫で3~4日です。
薬味を入れたゆで汁は捨てずにスープや煮込みなどに利用しましょう。
下処理した牛すじ肉は、和えものや焼きものにも活用できます。

牛すじカレー

1人分:約580kcal 調理時間:約60分(牛すじ肉をゆでる時間除く)

材料4人分

  • 牛すじ肉の下ゆで
    • 牛すじ肉 500g
    • ねぎの青い部分 1本分
    • しょうがの皮 1片分
    • 酒または白ワイン 大さじ3
    • 3~4カップ
  • ゆでた牛すじ 400g
  • たまねぎ 2個
  • トマト 大1個
  • にんにく 1片
  • おろししょうが 小さじ1
  • 赤唐辛子 1本
  • クミンシード 小さじ1/2
  • ローリエ 1枚
  • カレー粉 大さじ3
  • 小さじ1
  • ウスターソース 大さじ1
  • しょう油 小さじ1
  • 牛すじのゆで汁 2カップ
  • サラダ油 大さじ3
  • 温かいご飯 適量

作り方

  1. 上記を参考に牛すじ肉をゆでておく。

  2. たまねぎ、にんにくはみじん切りにする。トマトはヘタを取って横半分に切り、種を取って1cm角に切る。

  3. 鍋に油、赤唐辛子、クミンシード、ローリエを入れて弱めの中火で熱し香りが立ったら、たまねぎ、にんにく、しょうがを加えて中火で色づくまで炒める。

  4. 31を加えて炒め、カレー粉を加えて炒めてなじませ、牛すじのゆで汁を加える。煮立ってきたら、トマト、塩、ウスターソース、しょう油を加えて混ぜ、蓋をして弱火で30分程煮る。

  5. 器にご飯を盛り、4をかける