地中深く根が伸びるので畑を深く耕すことが肝心です
アブラナ科の野菜で、地中海沿岸から中央アジア付近が原産地です。たねまきは春と秋の2回ですが、冷涼な気候を好むので秋まきがおすすめ。日当たりと水はけの良い場所を選びましょう。
直根性なので、土を深く耕してから直まきします。小石や堆肥の塊に根が当たると分岐して「又根」になるため、たねまき前に取り除いておきましょう。成長に合わせて間引きを行い、生育の良い元気な苗だけを残して育てます。
収穫適期は品種によって多少異なりますが、青首ダイコンの場合、たねまきから2カ月後が目安です。採り遅れると「す」が入って味が落ちるので、早めに収穫しましょう。
連作障害の対策として、同じアブラナ科を育てた畑は1~2年空けてください。
たねまき
深さ1cmのまき穴を作り、1カ所3粒の点まきにします。土をかけて軽く押さえたら、たっぷりと水やりをしましょう。

発芽
1週間くらいで発芽します。

間引き
本葉4~5枚になったら、葉の形が悪いものや成長が遅いものなどを抜いて、1本立ちにします。

害虫対策
アブラムシやヨトウムシ、秋まきの時期はハイマダラノメイガ(シンクイムシ)もつきやすいため、たねまきの後に防虫ネットや寒冷紗でトンネルがけをすると効果的です。秋まきの場合は台風対策にもなります。

追肥
たねまきから約1カ月後、間引きが終わったら化成肥料(8-8-8)を1m2当たり50g散布し、株元に土寄せしてください。追肥が遅れると、葉や茎ばかりが成長して肝心な根が充実しなくなる「葉ボケ」になるので、遅れないように注意しましょう。

収穫
たねまきから約2カ月後、外側の葉が垂れ下がり、地表に出ている根が太くなったら(青首なら直径7~8cm)収穫します。適期を逃すと「す」が入ってしまうので、採り遅れに気を付けましょう。葉の付け根を両手で持って、真上に引き抜きます。葉はゆでたり炒めたりすると、独特のほろ苦さを楽しめます。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(元JA全農 肥料研究室技術主管)
たねまきの1~2カ月以上前に、完熟堆肥1kg/1m2程度、同時に苦土石灰100g程度を散布し(いずれも前作で施用していれば不要)、深く耕してください。土が乾いている時は、水やりすると堆肥の分解が早まります。堆肥散布からたねまきまでの期間が短いと、未分解の堆肥の影響で根の表面にシミや亀裂が入ってしまうので、時間が無い場合は、堆肥施用を省略してください。
元肥はたねまきの1週間前頃に、1m2当たり化成肥料(8-8-8)100g程度を散布し、土にまぜ込んでください。
●栽培スケジュール