栽培期間は1~2カ月。ほぼ周年栽培できる育てやすい野菜です
お雑煮などに使えて、家庭菜園では人気の野菜です。生育適温は20℃前後で、比較的冷涼な気候を好みます。夏は黒寒冷紗で遮光し、冬はビニールトンネルや不織布などで防寒しましょう。
耐暑性や耐寒性がある、トウ立ちしにくいなど季節に合う品種を選べば、周年栽培も可能です。ただし、アブラナ科の野菜は暖かい時期に害虫が多く発生するため、一番育てやすいのは秋まきです。
同じ日にたくさんたねまきをすると、一度に食べきれないほど収穫することになるので、1〜2週間おきに少量ずつたねをまく「ずらしまき」で、長く収穫を楽しみましょう。春までいくつか株を残し、トウ立ちしたやわらかい菜花を摘み取って楽しむのもおすすめです。
たねまき
深さ1cmのまき溝を作り、たねが重ならないようにすじまきします。薄く土をかぶせて表面を軽く押さえ、たっぷり水やりしましょう。

害虫・防寒対策
害虫が心配な場合は、寒冷紗や防虫ネットをトンネルがけします。また、霜が降りるようになったら、トンネルや不織布のべたがけで保温しましょう。

発芽・間引き
3~5日で発芽します。葉が混み合ってきたら1回目の間引きをして、葉と葉が触れ合う程度にします。本葉4~5枚の時に株間5~6cmになるよう2回目の間引きをし、株元に土寄せをします。

追肥
通常は不要ですが、低温期などで生育期間が2カ月を超える場合は、追肥をしましょう。化成肥料(8-8-8)を1m2当たり40g程度施用し、土が乾いていたら水やりしてください。市販の液肥(窒素を6%程度含むもの)を300倍程度に薄めてまいても良いでしょう。

収穫
草丈が20cmくらいになったら、株ごと引き抜くか、株元から切り取って収穫します。草丈が30cm以上になると葉が硬くなるので、早めの収穫を心掛けましょう。

春にはトウ立ちした菜花が楽しめます!

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(元JA全農 肥料研究室技術主管)
コマツナはカルシウム含有量がとても豊富な野菜です。たねまきの2週間以上前に、1m2当たり苦土石灰100g(前作で施用していれば50g)を散布して、土にもカルシウムを補いましょう。同時に完熟堆肥1kg(前作で施用していれば不要)を散布し、深く耕します。
元肥はたねまきの1週間ほど前に、1m2当たり化成肥料(8-8-8)100gを散布し、土にまぜ込んでください。
●栽培スケジュール(プランターでも畑でも栽培できます)