野菜の育て方

ビギナーに人気!季節に合わせた家庭菜園

シュンギク

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

香りとほろ苦さが持ち味。害虫が少なく育てやすい秋まきがビギナーにおすすめ

 日本への渡来は室町時代といわれ、キクのような香りとほろ苦さが持ち味です。
 冷涼な気候を好み、生育適温は15〜20℃。寒さには比較的強いですが暑さに弱く、25℃以上で生育不良を起こします。また、日が長くなり気温が上がるとトウ立ちします。
 育て方には、側枝を順次摘んで収穫する「株立ち(摘み取り)タイプ」と、株ごと抜き取って収穫する「株張りタイプ」があります。さらに品種も、葉の切れ込みが浅い大葉種、中くらいの中葉種、深い小葉種に分かれます。全国的に栽培されているのは中葉種で、家庭菜園では長く収穫できる「株立ちタイプ」がおすすめです。霜に当たると葉が傷むので、トンネルや不織布などで保温しましょう。また、連作障害があるため、同じ畑での栽培は2〜3年空けましょう。

たねまき

発芽率が良くないため、多めにすじまきします。好光性種子なので土を薄くかけて軽く押さえます。
土が乾いているとうまく発芽しません。たねまきの前後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの1週間程度は乾燥させないようにしましょう。

1

間引き

本葉2~3枚になったら、株間3~4cmになるように間引きます。
生育に従って間引きを行い、最終的に株間10~15cmにします。

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追肥

最後の間引きが終わったら、化成肥料(8-8-8)を1m2当たり30g程度施用し、株元に軽く土寄せしてください。収穫時期になったら、摘み取るたびに、市販の液肥(窒素を6%程度含むもの)を500倍程度に薄め、水やりを兼ねてジョウロでまきます。株疲れが回復して繰り返し摘み取りができるようになります。

3

収穫

「株立ちタイプ」は、草丈が20cmくらいになったら、株元から葉を5~6枚残して、最初に主枝をハサミで切り取ります。主枝を収穫するとわき芽に栄養が回り、次々と側枝が伸びてきます。
側枝が20~25cmに伸びたら、株元から葉を2枚残して摘み取って収穫します。そこからさらに伸びた側枝も葉を2枚残しながら収穫していくと、春先まで楽しむことができます。

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株張りタイプ

「株張りタイプ」は草丈が20cm前後になったら、根ごと抜き取って収穫します。収穫適期が3~4日と短いため、採り遅れに注意しましょう。

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●土づくりワンポイントアドバイス

指導:岡本 保(元JA全農 肥料研究室技術主管)

たねまきの2週間以上前に、1m2当たり苦土石灰100gと完熟堆肥1kg(いずれも過去1年以内に施用していれば不要)を散布し、深く耕しておきます。
元肥はたねまきの約1週間前に、1m2当たり化成肥料(8-8-8)100gを散布し、土にまぜ込んでください。

●栽培スケジュール(プランターでも畑でも栽培できます)

スケジュール
※ 地域や品種によって多少の違いがあります
※ 防寒対策をすれば、2月頃まで収穫できます

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