おいしく野菜をいただくためには、適期に収穫することが大切です。収穫の適期は、野菜ごとに異なります(表)。

・果菜類
未熟果を収穫するナスやキュウリなどは、果実の大きさで収穫期を判断します。
トマトやイチゴ、パプリカなどは、果実が赤や黄色など、品種固有の色になったものから収穫します。
果菜類の中で収穫適期の見極めが難しいのがスイカやメロンなどです。これらは授粉日または着果日を記録しておき、品種ごとの成熟日数を目安に収穫します(写真)。

・葉菜類
葉菜類は、茎葉がやわらかいうちがおいしく、とり遅れると硬くなってしまいます。ホウレンソウやコマツナ、ミズナなどは発芽後いつでも食べられますが、小さいうちに収穫してしまうと収穫量が上がりません。
キャベツなどの結球野菜は球の締まり具合がポイント。ブロッコリーやナバナなどの花蕾を食べる野菜は花蕾が緻密で、花が咲く前に収穫します。
・根菜類
ダイコンやニンジンなどの根菜類は、根の直径を目安に収穫し、お尻の部分まで丸く肥大していたら適期といえます。
