収穫のコツは?
おいしく野菜をいただくためには、適期に収穫することが大切です。収穫の適期は、野菜ごとに異なります(表)。
キュウリやナスなど未熟果を食べる野菜 | ●果実の長さで判断する キュウリは20〜22cm、細長系ズッキーニは20~25cm、中長ナスは12~15cm、ピーマンは6~10cmが目安。 |
スイカやトマトなど、完熟果を食べる野菜 | ●授粉後の日数で判断する スイカやメロンなどは授粉日を記録したラベルをつける。 野菜の種類、品種ごとの成熟日数を目安に、収穫適期と思える頃に試し切りをして熟度を確認し、収穫日を判断する。着果後の気温が低ければ日数が長くなる。 ●果実の色で判断する トマトやイチゴ、赤ピーマンやパプリカは果実の色で判断する。 |
コマツナやホウレンソウなどの葉物野菜 | ●草丈25~28cmほどで収穫する ホウレンソウは、甘い葉柄の割合が多くなるため、ある程度大きくする方が甘味は増す。 |
キャベツやハクサイ、玉レタスなどの結球野菜 | ●触って判断する キャベツやハクサイは、上から軽く押して締まっていたら収穫する。レタスは、かたく締まる前に収穫する。 |
ブロッコリーなど花蕾・花茎を食べる野菜 | ●花蕾の状態を見て判断する ブロッコリーやナバナなどの花蕾を食べる野菜は花蕾が緻密で、花が咲く前に収穫する。 |
ダイコンやニンジンなどの根菜類 | ●首の太さ(直径)で判断する 青首ダイコンは7~8cm、ニンジンは5cmが目安。 |
・果菜類
未熟果を収穫するナスやキュウリなどは、果実の大きさで収穫期を判断します。
トマトやイチゴ、パプリカなどは、果実が赤や黄色など、品種固有の色になったものから収穫します。
果菜類の中で収穫適期の見極めが難しいのがスイカやメロンなどです。これらは授粉日または着果日を記録しておき、品種ごとの成熟日数を目安に収穫します(写真)。
・葉菜類
葉菜類は、茎葉がやわらかいうちがおいしく、とり遅れると硬くなってしまいます。ホウレンソウやコマツナ、ミズナなどは発芽後いつでも食べられますが、小さいうちに収穫してしまうと収穫量が上がりません。
キャベツなどの結球野菜は球の締まり具合がポイント。ブロッコリーやナバナなどの花蕾を食べる野菜は花蕾が緻密で、花が咲く前に収穫します。
・根菜類
ダイコンやニンジンなどの根菜類は、根の直径を目安に収穫し、お尻の部分まで丸く肥大していたら適期といえます。