追肥をするときに気をつけるポイントを教えてください。
追肥に用いる肥料は、NK化成(16-0-16)や硫安(N21%)、尿素(N46%)などの、水に溶けやすく効きが早い化学肥料が一般的です。有機肥料は一般に追肥には用いませんが、有機肥料の中でも比較的効きが早い菜種油かすなどは、生育期間の長いトマトやナスなどの果菜類の追肥に用いることもあります。
株元や通路に追肥を散布したら、軽く土と混ぜてください。あまり深く耕す必要はありません。生育中の根を切ってしまうことがあります。土が乾いていたら水やりすると、肥料が水に溶けて根の位置まで早く届き、肥料の効きが早くなります。薄めた液肥を、水やりを兼ねて散布すると、NK化成などの粒状肥料を土に混ぜた場合に比べて、効きは更に早くなります。葉物などで肥切れして色が淡くなった場合の、葉色の早期回復などに効果的です。ただし、肥料の持続性は粒状肥料のほうが高いので、上手に使い分けてください。