食卓に欠かせない 【国産大豆】

日本独自の大豆食文化を守り、
引き継ぎましょう!

大豆が中国から日本に伝わったのは弥生時代といわれています。以来、日本人は豆腐や納豆、味噌、しょう油など食品や調味料として、栄養豊富な大豆を活用してきました。ところが、日本の大豆の自給率は7%(2017年)しかありません。一方で、主な輸入先であるアメリカやブラジルなど海外では、大豆は油糧用に、その搾油粕は家畜の飼料として消費されるのがほとんどです。日本の食卓に欠かせない国産大豆のこと、改めて考えてみましょう。

 日本は昔から「米・麦・粟・稗・豆(大豆)」を五穀と呼び、これらの作物をとても大切にし、収穫の秋には「五穀豊穣」を祈る行事が全国で行われています。おせち料理ではマメに暮らせるようにと「黒豆」を入れたり、豆をまいて魔よけや厄払いをする節分、中秋の名月を豆の収穫に感謝して「豆名月」と呼んだりなど、大豆は私たちの食生活に深く関わっています。
 日本の大豆需要量は年間約340万トン(2016年度)、うち食品用に約100万トンが使われ、その約2割が国産大豆です。国産大豆の用途をみると、豆腐(53%)、納豆(16%)、煮豆・惣菜用(10%)、味噌・しょう油用(10%)、その他きな粉、お菓子等(11%)とほぼ全量が食品用に使われています。
 世界の大豆生産量は約3・5億トン(2018年米国農務省)あり、アメリカ、ブラジル、アルゼンチンの3ヵ国で生産量の8割強を占めています。その主な用途は搾油で、約1割が食用などにあてられており、日本とはまるっきり違うのです。
 現在、食品用の大豆のうち国産が占める割合は2割程度ですが、風味が豊かで甘味が強い良食味の国産大豆を求める消費者の声に応え、その割合は増える傾向にあります。大豆は日本全国で生産されていますが、天候要因等により、収穫量が大きく変動してしまいます。また、ひとつの産地では、需要を満たす数量が揃わないために販売が成り立たないことも。そこで、JAグループでは個々の農家やJAを集約して、全国から一元集荷することで、販売単位を大きくしたり、地域ごとの豊作凶作の差をカバーしながら安定供給に努めています。
 政府は2015年の「食料・農業・農村基本計画」で、2025年までに生産量を32万トン(2016年で23・5万トン)にし、大豆の自給率を7%から12%まで引き上げる目標を掲げています。全農は今後も一元集荷・販売の強みを生かし、安定供給に努めるとともに、品質や収量の向上に向けて、開発された新品種・新技術を普及するなど生産者の支援にも積極的に取り組んでいきます。
 大豆は「畑の肉」「自然のバランス栄養食」などと呼ばれ、海外でも豆腐や納豆などが良質な植物性たんぱく質が摂取できる健康食品として注目を集めています。大豆は全国各地で作付けされており、その需要が高まれば、全国の生産者の励みになります。大豆や大豆加工品をお買い求めになる際は、「国産大豆」を選んでいただけたら嬉しいです。

国産大豆のスイーツ「SOYLETESソイリーツ」を新発売

全農と京都の大豆問屋(株)松尾商店、立命館大学スポーツ健康科学部がコラボして完成した国産大豆のフィナンシェ「SOYLETES(ソイリーツ)」。国産大豆をまるごと粉にしたパウダーを原料に、アスリートや忙しい毎日を送る人たちに安心で美味しく、タンパク質補給ができるお菓子として4月から発売しています。もっと美味しく手軽にカラダのためを考えながら、さらに心に安らぎをもたらす…そんな欲張りな思いで作り上げました。厳選された材料を基に、丁寧に優しく焼き上げた至極の逸品。プレーンと抹茶、チョコの3種類があります。みのりカフェなどで販売中。
詳しくはホームページをご覧くださいimg_01

2019.07更新