地域活性化につなげる【農泊】

泊まる、味わう、体験する、楽しむ
「農泊」で日本の魅力を再発見!

全農では今年度から、人々が農山漁村に滞在し、地域の自然や伝統文化、農林漁業などにふれあう「農泊」の事業化に取組んでいます。地方へ人と消費(需要)を呼び込み、元気な地域社会づくりを支援することが目的です。農家の支援や宿泊予約サイトの運営、空き家や古民家の改装・維持管理などを事業化し、インバウンド(訪日外国人旅行者)や体験を重視するコト消費などを農山漁村に取りこみ、地域活性化につなげていきます。

 農泊には、「泊まる」「味わう」「楽しむ」の旅の三大要素が詰まっています。農家が営む民宿や古民家を活用した宿泊施設などに滞在しながら、農山漁村に流れる時間をただただゆったりと楽しむのもよいですし、地域の食材を使った農家レストランでの食事や、農産物直売所での買物、稲刈りや芋掘りといった農作業、そば打ちやバター、ジャムなど加工品の手作り、カヌーやボートといったアクティビティなど、さまざまな体験も可能です。地元の人との交流も満喫でき、まるで田舎に里帰りしたかのような、どこか懐かしく、充実した時間を過ごすことができます。
 こうした農泊は、農山漁村にとって、大きな可能性を秘めています。訪問客が増えれば、民泊で受け入れる農家らの所得向上をはじめ、空き家を宿泊施設として活用する等、町おこしの動きに繋がることや、農泊を通じて農山漁村の魅力を知った若者が移住するといった動きも期待できます。
 インバウンドの動向に目をやれば、2018年で3000万人を突破し、都会より地方を訪れる人が増え、自然体験ツアーや農業体験など「地方型コト消費」のニーズが高まっています(2019年度版観光白書)。農泊にとって、チャンスが到来しているといえます。
 ただ、農山漁村には日本ならではの暮らしや食べ物、風景など豊富な資源があっても、それらを外に発信する動きが乏しく、どこでどんな体験ができるのかといった情報を集めることが難しい状況です。宿泊施設の不足などインフラが十分に整っていないという課題もあります。
 そこで全農では、JAグループならではのネットワークと強みを活かし、受け入れ側の体制整備を支援します。宿泊や農業体験がウェブ上で予約できる「農泊ネット」を開設し、地域の情報を発信。空き家や古民家を改修し、農泊施設として維持・管理するほか、耕作放棄地を農業体験農場に整備するなどの取組みも進めていきます。
 多くの人々が農泊を楽しむことが、農山漁村の活性化につながります。季節は、野山も色づく収穫の秋――。もうひとつのふるさとを見つけに、農泊にでかけてみませんか。

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全農が運営する農泊ポータルサイト「農泊.net」(https://nohaku.net/、10月31日オープン)では、農泊に取組む日本全国の地域を軸に、その地域の個性あふれる宿泊施設や飲食施設、農作業をはじめとする体験プログラム等の情報を掲載していきます。こうした各地の豊富な情報を知ることができるだけでなく、宿泊施設については、お気に入りの宿が見つかればすぐに予約が出来るよう、予約ページへ遷移する「予約ボタン」も用意。インターネット上で予約できる宿泊施設は、どんどん増える予定です。全国各地の様々な農泊情報が楽しめる「農泊.net」を、ぜひご利用ください。

ラジオでも魅力発信

10月から全農が提供するラジオ番組「農泊しようよ!」も始まりました。パーソナリティーの川瀬良子さんが各地の農泊を実体験してレポートする他、農泊の魅力を語れるゲストも登場します。
ぜひ、聞いてみてください。

【番組の概要】
1. 番組名:農泊しようよ!
2. 放送局:TOKYO FM
(※関東ローカル放送ですが、スマートフォンアプリ「WIZ RADIO」を使えば、全国どこでも聞くことができます。アプリのダウンロードはこちら→https://www.wizradio.jp/
3. 放送日時:毎週土曜日 午前9:55~10:00

2019.11更新