料理の基本

切り方・煮方・揚げ方など調理の基本をプロが伝授

揚げ油の温度の見方

料理◎大森いく子 撮影◎黒部徹

美味しい揚げ物を作るには食材や料理に適した油の温度があります。
温度計がなくても水で湿らせた菜箸を使って簡単に見分けることができるので覚えておきましょう。

見方

  1. 温度を均一にする

    菜箸を水で濡らし、布でしっかり水分を拭き取る。油の中に入れてかき混ぜ、温度を均一にする。

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  2. 低温(150~160℃)

    菜箸の先から細かい泡が立って、静かに上がってくる状態。いも類や根菜類の素揚げなど、焦がさずじっくり揚げる料理に。

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  3. 中温(170~180℃)

    菜箸全体から細かい泡がシュワシュワと出る状態。唐揚げやとんかつ、天ぷらなどしっかりと火を通してカラリと揚げたい料理に。

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  4. 高温(180~190℃)

    菜箸全体からたくさんの泡が勢いよく上がってくる状態。魚介や青菜など水分の多いものやポテトフライ、唐揚げなど二度揚げしてカラッときつね色に仕上げたい場合に。

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●油に材料を入れたら最初の1分程はさわらないでおくと、衣が崩れたり、はがれたりなどの失敗が少なくなります。

串揚げ

1人分:約640kcal 調理時間:約45分

材料4人分

●パプリカ×チーズ
●しいたけ
●豚肉×たまねぎ
●ブロッコリー×うずらの卵
●れんこん
●ミニトマト
●タコウインナー

  • 豚ばらブロック肉 120g
  • たまねぎ 50g
  • しいたけ 4〜8枚
  • れんこん 80g
  • ミニトマト 8個
  • ブロッコリー 60g
  • うずらの卵(水煮) 4個
  • パプリカ(赤・黄) 50g
  • カマンベールチーズ 15g
  • ウインナーソーセージ 4本
  • 1個
  • 小麦粉 100g
  • 1/2カップ
  • パン粉(細目) 適量
  • とんかつソース、塩 各適宜
  • レモン 適宜

作り方

  1. 材料を切って、それぞれ串に刺す。4本ずつ作る。豚肉は食べやすい大きさに切る。たまねぎは1cm厚さの輪切りにし、竹串に刺しやすい大きさに切る。しいたけは小さいものはそのまま、大きければ半分に切る。れんこんは1cm厚さの輪切りにし、大きめのものは半分、または4等分にする。ミニトマトはへたを取る。ブロッコリーは食べやすい大きさの小房に分ける。うずらの卵は水気を拭く。パプリカは4~5cm長さ1.5cm幅に切り、チーズは1.5cm角に切って、パプリカでチーズを包み込むようにして刺す。ウインナーは長さの半分くらいまで縦に4本切り込みを入れる。

  2. 卵、小麦粉、水をボウルに入れてなめらかになるまで混ぜる。

  3. 1の串を2に絡めてパン粉をつける。ウインナーは頭の部分にだけ2の液をつけ、パン粉をつける。

  4. 揚げ油を高温に熱し、3を入れ、きつね色になるまで揚げる。

  5. 器に盛り、好みでソース、塩、レモンを添える。