December

キッチンハーブ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

お茶やサラダに、肉料理の香りづけや臭い消しなど、ハーブは料理の味を引き立ててくれます。
キッチンやベランダで育てれば、花の彩りや葉のグリーンを楽しめ、新鮮なハーブを必要なだけすぐに摘み取れます。

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寒さに強く、ベランダや室内に置いて手軽に楽しめるハーブを紹介します。苗から育てるとすぐに収穫できますが、たねからの栽培も比較的容易に、間引きながら育てられます。大きめの鉢に寄せ植えすれば、いろいろなハーブが楽しめて便利です。

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葉が混みあってきたら、こまめに摘み取って使いましょう。

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寒さに強く丈夫。スッキリ爽やかな香りでスペアミントやペパーミントなどいろいろな種類があります。肉料理、麵料理、サラダのトッピング、スイーツの飾りなどに。

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肉や魚、ジャガイモ料理との相性は抜群。たねから育てると時間がかかるので、苗や挿し木で育てるのがおすすめ。キッチンの窓辺など日当たりのよい場所で乾燥気味に育てましょう。

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肉料理の臭みを消し、コクと風味を与えます。ビネガーやオイル漬けなどにも。ベランダの風通しがよく日当たりのよい場所に置いて育てましょう。

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寒さや乾燥に強く丈夫。肉料理やトマトソースなどイタリア料理に欠かせないハーブです。根元から5cmくらいの所で切って乾燥保存して使いましょう。

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料理の付け合わせに欠かせない定番ハーブ。葉が縮れたモスカールドパセリと平たいイタリアンパセリがあります。窓辺の日当たりのよい場所に置いて、水切れしないように管理しましょう。

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好みのハーブのたねや苗
素焼きやプラスチックの鉢、プランターなど
ハーブ用の培養土
鉢底ネット、鉢底石(大きめの赤玉土など)、移植ゴテ(シャベル)
水差しや霧吹き、園芸用ハサミ

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鉢の底の穴に鉢底ネットを敷いて、深さの5分の1まで鉢底石を入れてならし、その上に培養土を入れます。

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細かいたねは古いハガキなどを使ってばらまきにします。薄く土をかけて霧吹きなどでやさしく水やりします。発芽するまで土が乾かないように新聞紙などをかぶせておくとよいでしょう。

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発芽したら、混んでいるところを間引きます。本葉3枚くらいまで順次間引き、それぞれのハーブにあった間隔で1本立ちにします。

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ハーブは多湿を嫌うので、土の表面が乾いたら、底から水が流れるくらいたっぷりあげましょう。冬場は暖かい日中に与えます。葉や茎に直接水が当たらないように根元にかけましょう。

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1. 若い枝を7~10cm切り取る。
2. 切り口をナイフで斜めに切る。
3. 下の方の葉(3分の1程度)を取り除き、コップの水に1時間程浸けておく。
4. 土にさして水やりし、2~3日日陰に置いてから日当たりのよい場所で育てる。
5. 根がでてきたら別の容器に植えつける。

タイム、セージ、バジル、ローズマリー、ミント、レモンバームなどは挿し木で増やせます。

2023.12更新

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