May

サツマイモ

イラスト◎かとうともこ 監修◎酒井俊昭

メキシコを中心とした中南米が原産地です。
暑さや乾燥に強くて丈夫です。肥料を控えて、水はけ・通気性のよい畑で育てましょう。
さまざまな品種が楽しめますよ。

 サツマイモは土質を選ばず、やせ地でもよく育ちますが、水はけの悪い場所ではイモが太らず、水っぽくなってしまいます。通気性と排水性のよい場所を深く耕し、畝はカマボコ型に土を盛って20~30㎝の高畝にしましょう。
 生育適温は16~35℃で、イモの肥大には20~30℃が適しています。苗は根のないツル苗を使います。ツル苗は、種イモから伸びたツルを5~6節の所で切り取ったものです。苗の植えつけは、埋める節の数が多い方がイモの収穫量が多くなるので自分の畑に合わせて選択しましょう。
 窒素分が多いと蔓ばかりが茂り、イモが筋張って太らない「蔓ぼけ」になってしまいます。心配ならサツマイモ専用肥料を利用するのもよいでしょう。
 収穫したイモは2~3週間貯蔵して追熟させると、でんぷんが糖に変化して甘みが増して美味しく食べられます。

苗の準備

丈が6~7節あり、茎が太く節間がつまって葉が5~6枚ついた元気なツル苗を選びましょう。
植えつけの前日から一晩、水をはったバケツにつけて吸水させます。

植えつけ

葉がついている節にイモがつくので、節が土の中に入るように植えて葉は地上に出します。植えつけ後は、つけ根と土が密着するように株元に土をかぶせてしっかり押さえ、たっぷりと水やりします。

【水平植え】深さ5㎝ほどの溝を掘り、苗を水平に寝かせて植えつける方法。
【船底植え】深さ5㎝ほどの溝を掘り、苗を船底のようにカーブさせて植える方法(節の多い長い苗向き)。
【斜め植え】苗の3~4節が埋まるように、斜めに差し込む方法(短い苗向き)。

水やり

根がないので植えつけ後はしおれたような感じになりますが、1週間くらいで根がでてきます。晴れた日が続くようなら水やりをして根の活着を助けましょう。根が張ってくると、元気に起き上がってきます。

収穫・保存

【収穫】植えつけから5ヵ月ほどで収穫を迎えます。晴れた日の午前中を選び、鎌で地表を覆っている蔓を刈り取り、イモを傷つけないようになるべく蔓をつけたまま掘り取ります。掘ったイモは午後まで畑に並べて干してから集めましょう。
【保存】傷のあるイモは早めに食べるようにし、その他は風通しのよい日陰で2~3週間陰干しすると甘みが増して美味しくなります。寒さに弱く湿気や乾燥も嫌うので、長期保存する場合は新聞紙などに包み、発泡スチロールの箱などに入れて室内で保存しましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
排水がよい土を好み、土が硬いとイモの変形や皮色が低下するので、よく耕して堆肥を施しましょう。植えつけ前に、化成肥料(8-8-8)を1㎡あたり50g程度散布し土に混ぜ込みます。 前作に別の野菜を育てていた場合は、肥料はやらずに2年目から施肥します。

●サツマイモの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

サツマイモの栽培スケジュール

2017.05更新