March

トウモロコシ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

高温と強い日差しを好む夏の代表的な野菜のひとつとして大人気です。
もぎたての美味しさは格別。
ヤングコーンも家庭菜園ならではの楽しみですね。

 トウモロコシは高温を好み、栽培適温は25〜30℃です。遅霜の心配がなく地温が十分に上がってからたねまきをしましょう。茎の先端に雄花(雄穂)、中程に雌花(雌穂)ができる雌雄異化同株植物です。また、同じ株同士よりも他の株の花粉を受粉しやすい「他家受粉」という性質があるので、品種は1種類にしぼり、1列よりも2列以上にして植えると受粉のチャンスが高まり、実がぎっしり詰まったトウモロコシになります。
 直まきは鳥に食べられるリスクが高いので、セルトレイやポットまきで苗づくりを行い、畑に植えつけてもよいでしょう。たねまきは2週間ごと何回かに分けてずらしてまくと長く収穫が楽しめます。雨風で株が傾いた時は、無理に起こすと根を傷めるので自然に起き上がってくるのを待ちましょう。連作障害が少なく、前年と同じ場所に植えることができる貴重な野菜です。

たねまき

深さ1~2cmのくぼみを作り1ヵ所2~3粒の点まきにします。土を軽くかぶせて手でおさえ、たっぷり水やりします。
鳥に食べられないように寒冷紗をかけたり、ペットボトルを半分に切ってかぶせましょう。

間引き

草丈10~15cmになったら、1ヵ所2本に間引きます。草丈20~25cmで1ヵ所1本にします。抜き取ると隣の株を傷めるので、ハサミで切り取りましょう。

追肥・土寄せ

本葉5枚程度の時期を中心に、化成肥料を1m2当たり50g程度、株元または畝間に散布後、土寄せしましょう。

受粉・除房

【受粉】株が少ない場合は、先端の雄花(雄穂)を軽く叩いて、花粉を雌花(雌穂)につけるようにしましょう。
【除房】雌穂は1株に2~3本でてきますが、一番上の雌穂が大きくなるので、他は摘み取ってヤングコーンとして楽しむこともできます。

収穫

さやの先端をつまんで実の入り具合を確認し、ヒゲ(めしべ)が全体的に茶褐色になってきたらとり頃です。鮮度が落ちるのが早いので、収穫後すぐに調理しましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
トウモロコシは、水はけのよい土を好みます。土づくりとして1m2あたり堆肥2kg、苦土石灰100g程度を土に混ぜ込み、約2週間後に化成肥料(8-8-8)を1m2あたり200g程度散布してたねまき(または苗を定植)します。

●トウモロコシの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

トウモロコシの栽培スケジュール

土づくりワンポイントアドバイス土づくりワンポイントアドバイス

2018.03更新