August

ニンジン

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

たねまきから発芽までの水管理が少し手間ですが、これを乗り切れば半分成功といわれるニンジン栽培です。
乾いたら水やりを徹底して乾燥させないことがコツです。

 本来は冷涼な気候を好みますが、苗の段階では比較的暑さに耐えられるので、夏にたねまきをして、秋から冬にかけて収穫するのが一般的です。ニンジンは直根性なので、移植をすると傷ついてしまうので、必ず直まきにしましょう。根が堆肥の塊にふれると、又根やシミなどの品質低下をおこす場合があるので、堆肥はよくほぐして使います。
 高温と乾燥でたねの発芽が難しくなるので、たねまきから発芽までの1週間から10日は毎日水やりをして乾燥させないようにすることが大切です。日差しの強い夏場なので、日よけと乾燥を防ぐために不織布をベタがけしたり、寒冷紗をトンネルがけするなどの対策をします。
 また「共育ち」といい、密植状態で育成する方が互いに影響しあって生育がよくなります。多めにたねまきをして間引きは急がずに、一度に間隔を広く取り過ぎないように注意しながらじっくり育てましょう。

たねまき

深さ1cm程のまき溝を作り、すじまきにします。薄く土をかぶせて軽く押さえ、たっぷり水やりしましょう。
1週間から10日は土を乾燥させないようにこまめに水やりしましょう。乾燥防止のため不織布や寒冷紗をかけると虫よけにもなりますよ。
不織布を ベタがけして上から水やりしても。

間引き

本葉2~3枚で同じ大きさのものをそろえるように間引きして株間3~5cmに。本葉5~6枚で株間10~12cmにします。根元を押さえて静かに引き抜き、株元に土寄せしましょう。

追肥・土寄せ

【追肥】間引き後に1m2当たり化成肥料50gを1~2回施して、株元に土寄せします。プランターは液体肥料を与えましょう。
【土寄せ】根が太り肩の部分が土から出て日光にあたると緑化してしまいます。大きくなってきたら少し高めに土寄せしましょう。
【間引き菜を食べましょう!】ニンジンの葉にはビタミンやカルシウムがたっぷりです。サラダや炒め物、かき揚げなどにしてどうぞ!

収穫/キアゲハの幼虫に注意!

【収穫】根の肩の部分が横に張り出し、直径が5cm程度に太ったら収穫時期です。株元を持って真っ直ぐ引き抜きましょう。収穫が遅れると根が割れたり、固くなってしまうのでタイミングを逃さないように。
【キアゲハの幼虫に注意!】アブラムシやヨトウムシ、キアゲハの幼虫がつくので、よく観察して見つけたらすぐ取り除きましょう。特にキアゲハの幼虫は食欲旺盛で茎葉が丸坊主に食べられてしまうので、間引きの頃から注意して被害を食い止めることが大切です。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
たねまきの1ヵ月以上前に、手でよくほぐした堆肥を1m2あたり1kg、苦土石灰100 gを施し、根が伸びやすいように深く耕しておきます。2週間前に1m2あたり化成肥料(8-8-8)100 gを散布し、土に混ぜます。

●ニンジンの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

ニンジンの栽培スケジュール

土づくりワンポイントアドバイス土づくりワンポイントアドバイス

2018.08更新