September

ホウレンソウ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

春まきと秋まきで楽しめますが、寒さに強く、暑さに弱いので秋から冬の方が育てやすいです。
酸性土壌に弱いので、たねまき前には酸度調整を。ずらしまきで長期間収穫も。

 発芽や生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好みます。耐寒性が強くマイナス10℃位でも耐えますが、25℃以上になると生育が悪くなります。気温が上昇して日長が13時間以上になると、とう立ちが進み開花しやすくなってしまいます。また、街灯などがあり夜間でも明るい環境だと昼間と勘違いして生長するので、栽培する場所も注意が必要です。
 ホウレンソウは野菜の中でもとくに酸性の土壌に弱く、pH6.3~7が最適といわれています。酸性土壌では本葉2~3枚で生長が止まり、葉先が黄変して枯れてしまうので、水はけのよい場所で必ず酸度調整をしてからたねまきをしましょう。
 低温期はじっくり育って甘味が増し栄養価も高まるので、たねまき時期を何回かに分けてずらしまきをすると長期間楽しめておすすめです。
 連作障害があるので、同じ畑は1~2年あけましょう。

たねまき

深さ1cm程のまき溝を作り、すじまきにします。土をかぶせてしっかりと押さえ、たっぷり水やりしましょう。

発芽・間引き

【左】5~10日で発芽します。
本葉が1~2枚になったら1回目の間引きをします。混み合った所や育ちの悪いものを間引き、株間2~3cmになるようにしましょう。
【右】本葉3~5枚で2回目の間引き。生育の様子を見ながら順次間引き、最終的に株間7~8cmになるようにし、株元に土寄せします。

追肥・土寄せ

間引き後に1m2あたり化成肥料50gを施して土と混ぜ合わせ、株元に土寄せします。
プランターは液体肥料を施しましょう。

収穫・害虫予防

【収穫】草丈が20~25cmになったら順次収穫していきます。引き抜くと葉が柔らかく折れやすいので、根元をハサミで切って収穫しましょう。
【害虫予防】芽が出たばかりの頃はヨトウムシやネキリムシの被害が発生しやすいので、注意しましょう。暖かいと冬でもアブラムシが発生することがあるので、よく観察して早めに取り除きましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
酸性土壌を極端に嫌います。また根張りが深く、直根は1m以上も伸びます。たねまきの2週間以上前に、酸性改良のための1m2当たり苦土石灰100g(石灰を施用したことのない畑では200g)と、土を柔らかくし根張りを良くするための完熟堆肥を1kg散布し、できるだけ深く耕します。たねまきの1週間前に化成肥料(8-8-8)を1m2当たり100~200g(気温の低い時期の栽培ほど多めに)散布し土に混ぜ込みます。

●ホウレンソウの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

ホウレンソウの栽培スケジュール

土づくりワンポイントアドバイス土づくりワンポイントアドバイス

2018.09更新