October

ミズナ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

京都の伝統野菜のひとつです。シャキシャキとした歯切れのよさとクセのない味、彩りのよさなどから、サラダ用の小株品種が日本中に広まり、人気野菜となりました。

 古くから京都で栽培されてきた漬け菜のミズナは、大株どりの品種(中生種、晩生種)で1株3~4kgにもなります。はりはり鍋などの鍋物や漬物、煮物などに利用します。一方の小株どりの品種(早生種)は、柔らかくて生で食べられるように品種改良したもので、サラダ用に紹介されて日本中に広まりました。
 生育適温は15~25℃と冷涼な気候を好みます。小株どりは春から秋にかけて栽培できますが、害虫の被害が少なく作りやすい秋冬どりがおすすめです。大株どりと小株どり、それぞれの品種があるので選んでたねまきをしましょう。
 また、ミズナは子葉が細く密植状態が続くと徒長してしまいます。発芽後は葉が重ならないように早めに間引きを行いましょう。また、水切れすると弱ってしまうので、苗が小さいうちは特にたっぷり水やりをして育てることが大切です。

たねまき

小株どりは深さ約1cmのまき溝をつけてすじまきにします。
大株どりは1ヵ所6~7粒の点まきにします。薄く土をかけて押さえ、たっぷり水やりしましょう。

発芽・間引き

【発芽】3~7日で発芽します。
【間引き】本葉が出てきたら葉が重ならないように間引きします。小株どりは本葉3~4枚で株間5~6cm間隔になるように間引きします。大株どりは本葉3~4枚で2~3本に、本葉6~7枚で1本立ちにします。

害虫予防・追肥・水やり

【害虫予防】アブラムシやヨトウムシ、コナガなどの食害を受けやすいので、たねまき後は不織布をべたがけしたり、防虫ネットや寒冷紗をかけて虫の侵入を防ぎましょう。冷たい北風や霜よけにもなります。
【追肥・水やり】生育を見ながら1m2あたりNK化成50g程度を数回施用します。畑が乾いているときは、追肥と同時に株元に水やりすると肥料の効きがよくなります。
特に生育初期(草丈15cm位まで)は水を切らさないようにこまめに水やりしましょう。
プランターは液体肥料を与え、土が乾かないように水やりします。

収穫

草丈が25~30cmになったら株元にハサミや包丁を入れて切り取り収穫しましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
たねまきの2週間以上前に、1㎡あたり苦土石灰100g(前作で施用していれば不要)と完熟堆肥1kgを散布し深く耕しておきます。たねまきの1週間前に、1m2あたり化成肥料(8-8-8)100gを散布し土に混ぜ込みます。

●ミズナの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

ミズナの栽培スケジュール

土づくりワンポイントアドバイス土づくりワンポイントアドバイス

2018.10更新