November

タマネギ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

冬越しをさせて、翌年の初夏に収穫する栽培期間の長い作物です。品種と苗選びをしっかりして、適期を逃さず植えつけするのがコツです。草取りはこまめに行いましょう。

 タマネギは比較的寒さに強いですが積雪した中では育たないため、関東以西では秋まき初夏どりが一般的ですが、北海道などでは春まき秋どりとなります。3~4月に出回る柔らかくて生食できる新タマネギは極早生種や早生種です。貯蔵して楽しむなら中生種や晩生種を選びましょう。たくさん栽培できるなら、早生から晩生まで分けて作ってみるのもいいですね。
 タマネギは育苗に時間がかかり難しいので、購入苗がおすすめです。目安は鉛筆くらいの太さ(直径6~7mm)で草丈25~30cmの苗がベストです。これ以上太い苗は春先にトウ立ちしやすくなるので注意しましょう。
 冬を越したら球が肥大する前に追肥をして葉数を増やしておくと、大きくて品質のよいタマネギに育ちます。葉が倒れてきたら収穫の合図です。連作障害があるので同じ畑は2~3年あけましょう。

苗選び

草丈25~30cm、根元の太さが6~7mmの鉛筆くらいの太さで伸び伸びと根が白くよく伸びているものを選びましょう。

植えつけ

植えつける位置に指で穴をあけ、苗を立てて2cm程度土に差し込み植えつけます。株元をギュッと押さえつけて倒れないようにします。乾燥防止と雑草対策に穴あきの黒マルチを張って1本ずつ植えつけてもよいでしょう。

追肥・土寄せ

2月と3月に1m2あたりNK化成を50g程度施します。マルチを張ってある場合は、穴から株のまわりにばらまくようにし、周囲の土を軽くほぐして土寄せしましょう。

収穫

球が膨らむと茎が折れ曲がり一定方向に倒れてきます。全体の7~8割が倒れたら収穫適期です。雨の日を避け、晴れた日が続いて土が乾いた日を選んで球を抜き、そのまま並べて畑で2~3日乾燥させます。

保存

数日中に食べる場合は、葉と根を切り落として冷暗所で保存します。長期保存する場合は、葉茎や根を切らずに3~5個程度をまとめてひもで縛り、風通しのよい軒下などの日陰に吊るして保存します。網袋に入れて吊るしてもよいです。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
タマネギは完熟堆肥の施用が欠かせません。植えつけの4週間前に、1m2あたり完熟堆肥2kg、苦土石灰(前作で施用していれば不要)100gを散布し、深く耕しておきます。植えつけの1週間前に、1m2あたり化成肥料(8-8-8)100 gを散布し土に混ぜ込みます。

●タマネギの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

タマネギの栽培スケジュール

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2018.11更新