February

トウガラシ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

毎日の料理に香辛料として欠かせないトウガラシ。
購入苗を植えつけると簡単で失敗がありませんが、今年はあえてたねまきからチャレンジしてみませんか?

 中南米原産のトウガラシは、コロンブスがスペインに持ち帰ったことから、ヨーロッパ、インド、中国へと伝わり、日本へは16世紀に持ち込まれました。「鷹の爪」「八房」「島唐辛子」などが日本の代表的品種ですが、世界中をみるとメキシコの「ハラペーニョ」や「ハバネロ」、インドの「ブートジョロキア」などの激辛品種もあります。
 発芽適温が25~30℃と高温なため、プランターやポットにたねまきをしてビニールをかぶせて保温し、暖かい場所に置いて育苗します。夜温が25℃以下にならないように管理してやるとよいでしょう。育苗期間が2ヵ月位かかるので、植えつけの時期から逆算してたねまきしてください。苗づくりに失敗しても購入苗で再チャレンジできます。
 病害虫に強く、秋まで長く収穫が楽しめますが、ナス科なので連作障害を起こしやすく、同じ畑は3~4年あけましょう。

たねまき

プランターやポットに、深さ1cmの穴をあけて、1ヵ所3~4粒の点まきにします。薄く土をかけてたっぷり水やりしましょう。
ビニールで覆って保温し、暖かい場所に置きましょう(夜温が25℃以下にならない程度)。

間引き

1週間くらいで発芽します。本葉3~4枚の頃までに1ヵ所1本立ちに。

植えつけ

気温が高くなり、遅霜の心配がなくなった頃、本葉8~10枚くらいに生長したら、根鉢をくずさないようにポットから出し、やや浅植えに畑に植えつけます。
安定が悪いようなら仮支柱を立てましょう。

本支柱立て/整枝・追肥

【本支柱立て】一番花が咲いたら仮支柱を外し、長さ1m位の本支柱を立てヒモで茎を8の字に結び付けます。
【整枝・追肥】一番花が咲くと主枝と側枝が枝分かれしてくるので、生育のいい3本の枝を残してそれより下の枝はすべて摘み取りましょう(3本仕立て)。生育するとともに枝が混んできたら重なった枝などもこまめに取り除き整枝します。
追肥は1m2あたりNK化成(16-0-16)20gを、株の生育や果実の肥大の様子を見ながら数回施用します。真っ赤に熟した色鮮やかなトウガラシの収穫を目指すなら、あまり遅くまで窒素肥料が効いていると、果実に青味が残り着色不良の原因となるので注意してください。

収穫

実が真っ赤に熟したものからハサミで切り取って収穫します。また、色づく前の未熟のものは青トウガラシとしても利用できます。全部の実が色づいたら株ごと抜き取って収穫し、軒下などに逆さに吊るして陰干し乾燥させてから、枝から外して保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
植えつけの2週間前に、1m2あたり完熟堆肥2kgと苦土石灰100gを散布し、深く耕しておきます。1週間前に1m2あたり化成肥料(8-8-8)100gを散布し、土に混ぜ込みます。

●トウガラシの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

トウガラシの栽培スケジュール

土づくりワンポイントアドバイス土づくりワンポイントアドバイス

2019.02更新