March

ショウガ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

香辛野菜や薬用などとして使い道が広く、古くから栽培され親しまれています。初夏から霜が降りる前まで塊茎の生長段階とともに順次、違う旬の味が楽しめます。

 ショウガの原産地はマレーやインドなどの熱帯アジアで、高温多湿を好みます。生育適温は25~30℃で、低温に弱く10℃以下では寒さに耐えられず腐ってしまうため、本来は多年草ですが、日本では1年草として種ショウガを植えつけて育てます。十分に地温が上がり遅霜の心配がなくなってから植えつけ、霜が降りる前までに収穫します。
 日当たりのよい場所を好みますが半日陰でも育つため、建物や背の高い野菜の影になるような場所などに植えるとスペースを有効利用できます。根が浅くて弱いので、乾かないように十分な水やりをしましょう。
 収穫時期により、筆ショウガ、葉ショウガ、根ショウガとして楽しめるのはショウガならではの魅力。また、種ショウガも「ひねショウガ」と呼ばれ食べられるので、捨てないでください。連作を嫌うので同じ畑は4~5年あけましょう。

植えつけ

種ショウガはしっかりした芽があり、皮に張りがあって鮮やかでイキイキと充実したものを選びましょう。50gくらいの大きさに3~4芽つくように分割して、芽が上向きになるように置いて植えつけ、土をかぶせて平らにならし水やりをします。

発芽・水やり/追肥・土寄せ

【発芽・水やり】発芽には2~3週間と時間がかかります。
地面に近い表土に根が広がるので、乾燥が続くときは十分な水やりが必要です。乾燥防止に敷きわらやポリマルチをしても。雑草はこまめにとりましょう。
【追肥・土寄せ】追肥は生育を見ながら1~2回、1m2あたりNK化成(16-0-16)30g程度を散布します。追肥後は株元に土寄せをしましょう。

収穫

筆(矢)ショウガは、新芽の葉が3~4枚開き、根がまだほとんど肥大していない若いもの、葉ショウガは葉が5~6枚ついて根が肥大し始めた頃に収穫します。株ごと掘り上げてかきとりまた土に戻すか、株元をしっかり押さえて必要な分だけ引き抜いて収穫します。

収穫

根(新)ショウガは十分に根が肥大してから収穫します。葉が黄色くなり始めた頃を目安に、必ず霜が降りる前に株ごと引き抜いて収穫しましょう。
最初に植えた種ショウガもひねショウガと呼ばれ食べられます。辛味が強いのですりおろして薬味として使うのがおすすめです。

保存

切り分けずに、表面についた土を落として乾かないように新聞紙でくるみ、室内で保存しましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
 指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
植えつけの2週間以上前に、1m2あたり完熟堆肥1㎏と苦土石灰100g(前作で施用していれば不要)を散布し深く耕しておきます。元肥は植え溝を掘った後、溝の長さ1mにつき化成肥料(8-8-8)50gを溝の底に施用します。その上に土を少し戻し入れ、肥料が種ショウガと直接触れないようにしてから植えつけます。

●ショウガの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

ショウガの栽培スケジュール

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2019.03更新