April

キュウリ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

果菜類の中では丈夫で生長が早くビギナーでも手軽に収穫が楽しめると大人気です。
水切れと肥料切れに注意して 収穫UPを狙いましょう。
生長が早いので採り遅れに注意!

 キュウリの原産地はインド北西部のヒマラヤ山麓地帯で、生育適温は20~25℃と温暖な気候を好みます。土の浅い部分に根を張り、乾燥に弱いので水切れしないように注意し、生長をみながらこまめに追肥をしましょう。
 乾燥防止と病気の原因となる泥はねを防ぐため、マルチフィルムや藁を敷くと、雑草対策にもなり効果的です。つるを地面に這わせる「地這い栽培」もありますが、支柱を合掌式に組んでネットを張り、つるを誘引する「支柱栽培」がおすすめです。U字型のキュウリ支柱を使う方法もあります。
 生長が早いのでどんどん収穫し、適期を逃したものもそのままにしておかないで切り取り、株が疲れないように気をつけましょう。樹勢が衰えてくると、うどんこ病がでたり、ウリハムシにやられてしまいます。連作障害があるので、同じ畑は2~3年あけましょう。

苗を選ぶ

本葉が3~4枚で茎ががっしりとして節間が詰まった苗を選びます。連作障害の心配がある畑では接ぎ木苗がおすすめです。

植えつけ

バケツなどに水をためてポットをつけ、根鉢にたっぷり水を含ませておきます。植え穴を掘り、根鉢を崩さないようにポットから出して苗を植えつけます。やや浅植えにして株元をしっかり押さえ、仮支柱を立ててひもで軽く結んで固定しましょう。最後にたっぷりと水やりをします。

支柱立て・誘引

草丈が30cmを超えたら、200cm位の支柱を合掌式に立てて、両面にキュウリ用ネットを張って蔓を誘引します。

整枝・摘芯・追肥・水やり

【整枝・摘芯】最も基本的なのが「親づる1本仕立て」です。親づるをまっすぐ伸ばし、株元から約30cm(5~6節)までの子づる(わき芽)はすべて摘み取ります。それより上の子づるは1~2節(葉1~2枚)を残して摘芯します。親づるが支柱の先まで届いたら、それ以上伸びないように摘芯します。
【追肥・水やり】追肥は実が大きくなり始めた頃から、1m2あたりNK化成(16-0-16)20gを数回施用します。蔓の伸び方や実の肥大の様子を見ながら、こまめに追肥するのがコツ。2週間に1度ぐらいが目安です。
水切れにならないようにこまめに水やりをしましょう。

収穫

つき始めの1~2本は小さいうちに収穫して、株を充実させましょう。その後は長さ20cm位のものをハサミで切って収穫します。生長が早いので朝夕に確認してとり遅れないように。収穫が遅れて果実が肥大すると、養分をタネに集めるため他の実つきが悪くなってしまいます。

●土づくりワンポイントアドバイス
 指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
植えつけの2週間以上前に、1m2あたり完熟堆肥2kgと苦土石灰100gを散布し、深く耕しておきます。元肥は植えつけの1週間前に、1m2あたり化成肥料(8-8-8)100gを散布し土に混ぜ込みます。

●キュウリの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

キュウリの栽培スケジュール

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2019.04更新