January

間引き

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

たねまきをして芽が出たら次の作業は「間引き」です。
たねは多めにまいて、元気な苗を残しながら育てていきます。
どんな苗をどの時期にどのように間引きしたらよいのでしょうか。

 野菜のたねを直まきして育てる場合、さまざまな原因で発芽しなかったり、発芽しても途中で枯れてしまったり、虫に食われてしまったりするため、あらかじめ必要な株数の何倍ものたねをまきます。たくさん出てきた芽の中から生育の悪いものを摘み取っていく作業を「間引き」といいます。苗が混みあっていると風通しが悪く、病気が発生しやすくなり、他の葉にも影響が出てしまうのでしっかり行います。また、一度に間引いてしまうと葉が大きくならなかったり、その後の生長で不具合が出てきた時にカバーできなくなってしまうので、生長に合わせて数回行い決められた株間にしていくことが大切です。
 間引く苗は、小さいものや大き過ぎるもの、茎が細くてヒョロヒョロしているもの、葉の色が薄く変色しているもの、虫食いの被害があるものなどです。
 間引いた苗は捨てずに、サラダなど料理に利用しましょう。

間引く苗
間引き方

【指を使う】間引く苗の株元を指で押さえながら、残す株を傷つけないようにそっと抜き取りましょう。
【ピンセットを使う】子葉が小さく密集している場合はピンセットを使って間引きます。
【ハサミを使う】シュンギクやホウレンソウなど多めにたねをまいて密生している場合はハサミでまとめて間引いて株間を調整しましょう。

点まきの場合

【上】1ヵ所から数株出るので1~3回の間引きで1株にします。たとえば1ヵ所に4~5粒まいた場合は、1~2回目で3本に、3回目で1本立ちにします。
【下】株元を押さえながら間引き、土の表面を指先で円を描くように軽くほぐして株元に土寄せしましょう。

すじまきの場合

【上】生育に合わせて株間が一定になるように混み合った場所を数回に分けて間引き、適切な株間にします。
【下】株元を押さえながら間引き、まわりの土の表面をほぐして株元に土寄せしましょう。

2020.01更新