February

サトイモ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

日当たり、水はけ、水もちのよい場所を好みます。
栽培期間は半年以上と長いですが、比較的手間いらずで子イモ、孫イモとたくさんの収穫が見込めます。
霜が降りる前までに収穫しましょう。

 熱帯地方原産のサトイモの生育適温は25〜30℃と高く、夏の暑さには強いのですが寒さに弱く、霜が降りると葉がすぐに傷んでしまいます。地温が低い植えつけの時期には、黒や透明のマルチフィルムを張るとよいでしょう。本葉が出そろったらマルチフィルムは外してかまいません。
 また、乾燥にとても弱く、田んぼのような水もちのよい土壌を好みます。特に梅雨明け後、乾燥が続く時期は水やりを欠かさないようにしないと、収穫ができなくなってしまうので注意しましょう。乾燥防止に株元や畝間にワラなどを敷いてもいいですね。
 サトイモは親イモのまわりに子イモ、孫イモとたくさんのイモができてくるので、生長に合わせて何回か追肥と土寄せを行い太らせていきます。地上部が枯れてきたら、霜が降りる前に収穫を済ませます。連作障害がでるので、同じ畑は3〜4年あけましょう。

植えつけ

ふっくらとして形がよく傷んでいないもの、芽がでている種イモを選びましょう。
マルチフィルムに穴をあけて植え穴を掘り、芽が出ている方を上にして植えつけて5~6cm程度土をかぶせます。軽くおさえて水やりします。

追肥・土寄せ/発芽・芽かき

【発芽・芽かき】1ヵ月程して2本以上芽が出てきたら、元気のよい芽を1本だけ残して、他の芽はかき取ります。
【追肥・土寄せ】追肥は茎葉が盛んに伸びる梅雨入り前頃と、子イモが肥大し孫イモも付き始める梅雨明け後頃に、1m2あたりNK化成(16-0-16) を各50g程度散布します。追肥の後は株元に厚めに土寄せをすると、子イモや孫イモの数を増やす効果があります。

水やり

乾燥にとても弱く、水不足になるとイモが太らなくなってしまいます。土が乾いていたら畝と畝の間がひたひたになるくらい、十分に水やりしてください。
株元にワラや刈り草などを敷いて乾燥を予防するとよいでしょう。

収穫

地上部が枯れてきたら、試し掘りをしてイモが太っていたら収穫しましょう。地上部の葉と茎を刈り取ってから、地中のイモを傷めないように注意しながらスコップなどで掘り上げます。遅くても霜が降りる前に収穫を終えましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
種イモの植えつけの2週間以上前に、1m2あたり完熟堆肥1kgと苦土石灰100g(前作で施用してい れば不要)を散布し、深く耕しておきます。元肥は植えつけの1週間前に、1m2 あたり化成肥料(8-8-8)100gを散布し土に混ぜ込みます。

●サトイモの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

サトイモの栽培スケジュール

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2020.02更新