November

ローズマリー

イラスト◎かとうともこ 監修◎酒井俊昭

スッとする強い香りは肉や魚、野菜のローストなどに欠かせないハーブです。
気分をリフレッシュさせ、脳を活性化させ、若返りや記憶のハーブとしても人気です。

 ラテン語で「海のしずく」という意味が語源のローズマリーは、地中海沿岸地域原産の常緑低木で、爽やかな清涼感のある香りが特徴です。茎が真っ直ぐ立ち上がる「立ち性」と、横に這うように伸びる「ほふく性」、中間の「半立ち性」の3タイプがありますが、香りや使い方は同じ。植えるスペースに合わせて適したタイプを選んでください。
 たねまきして育てると生育が遅いので、苗や挿し木で育てると簡単です。根がしっかり張って充実してくると生育がグンと早くなり、剪定しても大丈夫です。比較的手間がかからないハーブですが、冬場の霜や夏場の過湿に注意しましょう。
 酸化防止や抗菌作用、消化促進などの効果があり、肉料理や魚料理など、さまざまな料理で大活躍間違いなし。一株植えておくと重宝しますよ。頭が疲れた時に香りをかぐだけでもスッキリします。

植え付け

酸性土壌を嫌うので、植えつける1週間前に苦土石灰を土に混ぜ込んで中和しておきましょう。
水はけのよい場所を選んで浅く植えつけます。鉢植えの場合はハーブ用の土を使います。植えつけたら、たっぷり水やりしましょう。

挿し木の方法

花が咲き終わったら、その年の若い枝を8~10cm切ります。切り口を30分程水につけて(水揚げ)から、枝の下の葉を3分の1程度落とし、土に斜めにさして仮り植えします。半日陰に置いて土の表面が乾いたら水やりをすると、1ヵ月くらいで根がでます。根が出たら鉢に植え替えましょう。

管理

【管理】乾燥には強いですが湿気に弱く蒸れると腐ってしまうので、日当たり、水はけ、風通しのよい場所で管理しましょう。冬場は0℃以下になるようなら室内に入れて育てます。

【植え替え】株が大きくなったら、2年に1回くらい、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。また、枝が伸びてきたら切り戻し(カット)をしてやると、脇から新しい芽が出てきます。

収穫

株が生長したら翌年から随時収穫できます。若い芽を摘みましょう。4~6月の開花前が一番香り高いので、まとめて収穫して乾燥させて保存するのもいいですね。
ハーブオイル、ハーブビネガー、ハーブティーなどにもどうぞ。

●ローズマリーのいろいろ
【ほふく性】草丈が低く葉はやや小さめ。垂れ下がるように栽培すると美しい。
【半立ち性】葉の大きさが手頃で使いやすい。やや横に広がるので支柱にからませても。
【立ち性】枝が真っ直ぐ上にのび、生長すると1m以上にもなる。

●ローズマリーの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

ローズマリーの栽培スケジュール

2016.11更新