December

菜園Q&A

イラスト◎かとうともこ 監修◎酒井俊昭

家庭菜園で丹精した野菜を収穫した時の喜びはひとしおですね。
病害虫の被害にあわず、元気に育てるコツや食べ方のヒントをQ&Aで紹介します。
自分の畑に合わせてアレンジしてみてください。

葉もの野菜は霜があたると美味しいというのは、ホント?

Q1葉もの野菜は霜があたると美味しいというのは、ホント?

A1ホウレンソウやコマツナなど耐寒性の強い葉もの野菜は、凍らないように自らの水分を減らし糖分やビタミンなどを増加させ、肉厚で美味しくなります。これを「寒じめ」といい、わざと寒さにあたるまで待って収穫する「寒じめホウレンソウ」などがあります。

サツマイモの畝は高くしないといけない、と聞きましたがどうしてですか?

Q2サツマイモの畝は高くしないといけない、と聞きましたがどうしてですか?

A2サツマイモは水はけと通気性のよい環境を好むので、排水性をよくするために高畝にします。畝幅を1mくらいとり、土を20㎝程度盛ってカマボコ型の高畝にしましょう。また、つるが広がりやすいので、周りのスペースも広めにとっておくとよいでしょう。

土が酸性とかアルカリ性とかいいますが、どうやって測るの?

Q3土が酸性とかアルカリ性とかいいますが、どうやって測るの?

A3雨の多い日本では、石灰が流れて土が酸性に偏りがちの傾向にあります。ほとんどの野菜は弱酸性から中性の土壌でよく育つので、土壌を改良する必要があります。自分の畑の土が酸性かアルカリ性かは見ただけではわからないので、野菜を作付けする前に市販されているpH試験紙やpH測定器を購入して測定するのが確実です。また、他の植物が生えずスギナが多い畑は酸性土といわれています。

じゃがいもの種いもを植えつける時、切り口は上向きか下向きかでいつも悩みます。どんな違いがありますか?

Q4じゃがいもの種いもを植えつける時、切り口は上向きか下向きかでいつも悩みます。どんな違いがありますか?

A4一般的なのは切り口を下にする方法です。切り口を上に向けるより腐りにくく、芽の生長にもムダがありません。切り口を上向きに植えつける方法は、芽が地表に出るのが遅いので、遅霜にあいにくいという利点があります。生長する芽の数も限られ、芽かきの手間も省けます。環境などを考えてどちらか選んで植えつけましょう。

「コンパニオンプランツ」って何ですか?

Q5「コンパニオンプランツ」って何ですか?

5ある野菜の近くに別の野菜を植えることで、病気の発生が抑えられ、害虫が寄りつきにくくなり、作物が元気に育つ効果が期待できる植物のことを「コンパニオンプランツ」(共栄植物)といいます。代表的なのがネギやニラで、キュウリ、ナス、トマト、スイカなどの苗を植えつける時に一緒に側に植えると病害虫予防に効果があるとされています。

野菜はとう立ちしてしまったら食べられませんか?

Q6野菜はとう立ちしてしまったら食べられませんか?

A6コマツナ、チンゲンサイ、タアサイ、ハクサイ、ナバナなどアブラナ科の野菜などは、とう立ち菜として利用できます。うっかり収穫しそびれてしまっても、すぐ抜き取らずに冬越しさせ、春にとう立ちして蕾が出てきた頃、柔らかい花茎を摘み取って食べることができます。ほろ苦い、春の味が楽しめますよ。とう立ち菜は菜園をしている人だけの2度目の収穫といえます。

2016.12更新