June

モロヘイヤ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

エジプトで5000年以上前から作られていたという歴史ある野菜。
夏の健康野菜として日本でも定着し、家庭菜園で人気です。
ぬめりはありますが、味にクセがないので使いやすいですよ。

 アラビア語の「王家の野菜」が語源のモロヘイヤは、熱帯アフリカ原産の一年草です。発芽適温が25~30℃と高いので、十分暖かくなってからたねまきしましょう。畑に直まきすることもできますが発芽が遅いので、セルトレイやポットなどで苗づくりをしてから植えつけるとよいでしょう。
 7月頃から気温の上昇とともにグングン育ちます。草丈50~60cmに生長したら、主枝を摘芯して側枝(わき芽)を伸ばします。側枝を摘むとまた新しい枝が出てどんどん収穫が楽しめます。高温多湿が大好きなので、気温が十分で肥料と水が足りていれば生長が早く、柔らかな葉が収穫できますが、生長が止まってくるとゴワゴワと硬い葉になってしまいます。
 夏の終わり頃、花が咲いたら収穫は終了しましょう。長い莢の中にできるたねは有毒なので、絶対食べないように注意してください。

たねまき

セルトレイやポリポットに1ヵ所4~5粒の点まきにする。本葉2枚になったら間引きして、よい苗を2本立ちにします。気温が十分上がってから畑に直まきしてもいいです。

植えつけ

本葉5~6枚に育ったら1株ずつばらし、畑に植え穴を掘って植えつけます。軽く土をかぶせて押さえ、たっぷり水やりしましょう。

摘芯

草丈が50~60cmになったら主枝を摘芯し、わき芽を伸ばします。枝数が増えるので収量が上がります。

追肥・水やり

追肥は収穫が始まった頃から、1m2あたりNK化成(16-0-16)20g程度を、2週間に1回を目安に施用します。土が乾いていたら追肥と同時に水やりすると、肥料の効きがよくなります。肥料切れすると葉が小さく、葉柄が硬くなる傾向があります。追肥の量や回数は生育を見ながら加減してください。

収穫

草丈が50cmを超えたら、3~4枚の葉がついた先端(10~15cmくらい)を手でポキリと折って収穫します。手で折れる部分が若くて柔らかい部分です。ハサミを使っても大丈夫です。次々とわき芽が伸びるのでまめに収穫して70~80cmくらいの草丈で管理するようにしましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
植えつけの2週間以上前に、1m2あたり完熟堆肥1 kgと苦土石灰100g(いずれも前作に施用していれば不要)を散布し、深く耕しておきます。元肥は植えつけの1週間前に、1m2あたり化成肥料(8-8-8)100gを散布し土に混ぜ込みます。

●モロヘイヤの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

 モロヘイヤの栽培スケジュール

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2020.06更新

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