July

ブロッコリー

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

花蕾(からい)という開花前のつぼみや花茎を食べる野菜です。
高温多湿に弱いので高畝にするなど水はけのよい対策を。
側枝から出る側花蕾は菜園ならではのお楽しみです。

 生育適温は15~20℃。春まき夏どりと夏まき秋冬どりの作型がありますが、病害虫の心配が少ない夏まきが育てやすいです。また、たねからでも育てられますが、暑い夏の管理が難しいため、購入苗を植えつけるのがおすすめです。
 植えつけ直後は台風や秋の長雨の時期と重なるため、湿害がでないよう高畝にして水はけをよくしましょう。茎が高く伸びるので、しっかり土寄せをしたり支柱を立てるなどして強風で倒れるのを防ぐことも大切です。
 主茎につく大きな花蕾が「頂花蕾(ちょうからい)」で、わき芽が生長して次々と出てくる花蕾が「側花蕾(そくからい)」です。頂花蕾のあとに側花蕾を収穫して長く楽しむためには、側花蕾が多くつく品種を選んで栽培しましょう。
 連作障害があるので、同じアブラナ科の野菜は2年以上あけてから作つけしましょう

植えつけ

本葉4~6枚のしっかりした苗を手に入れます。ポットごと水につけて十分吸わせ、根鉢を崩さないように取り出し、深植えにならないように気をつけて植えつけます。株元を手で押さえて落ちつかせましょう。

害虫対策

コナガやハスモンヨトウ、ネキリムシ、アオムシなどがつきやすいので、防虫ネットや寒冷紗などをトンネルがけして防ぎましょう。乾燥防止や強風などから守ることもできます。

追肥・土寄せ

定植4週間後頃、茎葉の生長が旺盛になったら、1m2あたりNK化成(16-0-16)30g程度を施用します。生育期間が長い冬どり栽培や、側花蕾を収穫する場合は、頂花蕾が出始めた頃に、さらに2回目の追肥を同量施用します。茎葉や花蕾が生長すると、その重さで株が倒れやすくなるので、追肥と同時に株元に土寄せをすると倒れにくくなります。

収穫

頂花蕾の直径が10~15cmほどに育ったら収穫適期です。茎を10cmほどつけて蕾が固くしまっているうちに包丁などを使って収穫しましょう。収穫が遅れると黄色い花が咲き、味が落ちてしまいます。

側花蕾

頂花蕾の収穫後、わき芽から出た側花蕾が大きくなったら順次収穫します。品種にもよりますが、500円玉大くらいが収穫の目安です。花が咲くまで長く収穫が楽しめます。

●土づくりワンポイントアドバイス
指導:岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)
植えつけの2週間前までに、1m2あたり完熟堆肥1kgと苦土石灰100g(いずれも前作に施用していれば不要)を散布し、深く耕しておきます。元肥は植えつけの1週間前に、1m2あたり化成肥料(8-8-8)100gを散布し土に混ぜ込みます。

●ブロッコリーの栽培スケジュール
(ベランダでも畑でも栽培できます)

ブロッコリーの栽培スケジュール

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2020.07更新