料理のポイント

おいしく作る料理のポイントを写真付きで解説

栗を煮るひと手間で風味がグッと際立ちます。栗ごはん

料理◎太田晶子 撮影◎武井優美

1人分:約390kcal 調理時間:約60分(栗を熱湯に浸ける時間、米を浸水し炊く時間は除く)

材料4人分

  • 300〜400g
  • 1.5合
  • もち米 0.5合
  • 砂糖 小さじ4
  • 大さじ1
  • 小さじ2/3

作り方

  1. 栗の皮をむく

    栗は熱湯の入ったボウルに浸け10分ほど置いてやわらかくし、1個ずつ鬼皮と渋皮をむいたら、すぐに水に浸ける。すべての栗がむけたら水を替え、大きい栗は半分に切って10分ほど置いてアクを抜く。
    ※熱湯に浸す前に30分ほど水に浸け、乾燥や虫食いで浮く栗を取り除く
    ※栗が熱い場合は軍手をするとよい

    Point
    ポイント

    鬼皮のむき方①
    栗の底の固い部分(座)に包丁を入れ、切り離さずに栗を逆側に倒し、座と側面の鬼皮を一緒に剥ぎ取ります。

    ポイント

    鬼皮のむき方②
    残りの鬼皮を、少しずつ、座から先端に向けてむいていきます。

    ポイント

    渋皮のむき方
    包丁を栗の形に沿わせながら、薄く渋皮をむきます。渋皮が残っていると、ごはんに渋味が出て色も付くので、しっかりむきましょう。

  2. 下煮をする

    鍋に水300mlと砂糖を入れて中火にかけ、沸騰したら栗を入れて弱火にして2分煮る。火を止め、粗熱が取れるまで20分ほど置く。

  3. 炊く

    米ともち米を合わせて洗って炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を入れたら、大さじ1の水を取り除いて、酒を加え、30分浸水する。塩を加えて混ぜ、水気を切った2の栗を上にのせて普通に炊く。

MEMO

栗には、外側を覆う固い「鬼皮」と、その内側にある薄い「渋皮」があります。料理に使う場合は渋皮まで丁寧にむきましょう。
栗をさっと煮含めて、ほんのり甘くしっとりした食感に仕上げました。もち米を入れるともちもちして栗によく合いますが、米2合でも大丈夫です。