新鮮、安全、安心へのこだわり
「よりおいしい豚肉を皆様にお届けしたい」そんな願いから、①肉質の優れた品種(種豚)を厳選し、②愛媛県産のみかん由来成分や小麦などを配合した専用飼料を開発・使用し、③豊かな自然環境の中でのびのびと育て、④最新設備を備えた食肉センターで衛生的に処理加工する、という生産から加工まで4つの品質をとことん追及して完成したブランドが「ふれ愛・媛ポーク」です。要件を満たした農場と販売指定店には認定証を交付するなど、徹底した品質管理と安定供給体制の確立が図られています。
JAえひめアイパックス(株)は愛媛県内唯一の食肉センターとして、県内で生産された豚や牛を衛生的に処理加工し、安全・安心な食肉を提供しています。さらに直営農場「せと風ファーム」(今治市)で「ふれ愛・媛ポーク」を生産し、経営しているファーマーズマーケット「いよっこら」(伊予市)でも販売するという、まさに生産から処理加工、販売までの一貫体制を確立し、新鮮で高品質な豚肉を提供しています。
JAえひめアイパックス(株)の中原一憲代表取締役社長は、「自社農場のせと風ファームは瀬戸内海を見下ろす山間地にあり、オガ粉を敷いた清潔な豚舎で採光や温度管理などにも注意を払い、豚にとって快適な環境づくりをめざしています。さらに、JGAP(※1)による品質基準に基づく飼育管理に務め、健康で品質のよい肉豚を年間約2万5000頭出荷しています」と話します。生まれてから約半年、体重110kg前後で出荷した肉豚は本社工場で処理加工し、直売店舗「いよっこら」などで販売されます。
農場はJGAP、本社工場はISO22000(※2)を認証取得し、いよっこら店舗ではHACCP(※3)運用と、一貫した品質管理で新鮮、安全、安心な豚肉の提供に努めています。「その日に処理加工した豚肉が直送販売されるので、鮮度には絶対の自信があります」と語る中原社長。こうした同社の豚肉生産へのこだわりはお客様に高く評価されています。
※1: 持続可能な農場経営への取り組みに重要となる食の安全、家畜の健康や快適な飼育環境への配慮、環境保全、労働者の安全対策など生産工程全般が適切な農場に付与する認証
※2:
食品危害を防ぎ食の安全を守るための国際規格のマネジメントシステム
※3: 原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程で製品の安全性を確保しようとする国際的な衛生管理手法
鮮度抜群の内臓肉が自慢
県内産の農畜産物を厳選して品揃えをしている「いよっこら」の中でも豚肉の人気は高く、「やわらかくて臭みがなく、とくに脂がおいしい」「しつこくなくて食べやすい」などと、お客様からよくお声がかかると、いよっこらの竹内啓司店長は話します。さらに、「ロースやバラ、豚小間など通常のラインナップはもちろん、愛媛県内の中でも、ホルモンなどの新鮮な内臓肉が手に入る店として、認知していただいています。オリジナルの手作り豚まんやタン、ハラミ、コメカミといった串焼き、酢豚などのお惣菜も人気です」とのこと。
竹内店長はもともと豚の生産を担当しており、その後販売担当を経て2020年にいよっこら店長に大抜擢されたといいます。
「自分自身が生産の現場を経験しているので、お客様に本当においしい豚肉を自信をもっておすすめできます。市外から豚肉を買いに来られるお客様もいるので、期待に応えられるように品質にこだわって品揃えを充実させていきたいです」。
種豚・飼料・環境・加工の4つの品質と愛媛らしさを追及した「ふれ愛・媛ポーク」をぜひ食べてみてください。
●JAえひめアイパックス(株)
【豚肉】生産概要
農場:せと風ファーム
出荷頭数:年間約2万5000頭
主な出荷先:愛媛県内および関西圏