畝の立て方は?
畝とは、たねをまいたり、苗を植えつけたりするために、土を高く盛り上げたものです。土を盛り上げることによって、水はけと通気性の良いふかふかな土の部分が増えます。そのため、根が素直に育つことができるので、根菜類では形の良いものができます。
周囲の地面よりも植えつけ面が高くなるので、水はけの悪い場所でも水が抜けやすくなり、大雨が降っても水につかるのは根の一部ですみます。高畝にすると水田でもキャベツを作ることができます。 また、土の浅い位置に小石の混じった土の層などがあり、深くまで耕せない場所でも畝を立てれば作土層が厚くなります。畝の高さは5~10cmが一般的ですが、野菜の種類や水はけが悪い粘質土などでは20cm以上の高畝にすることもあります。
〇必要な道具
〇畝の立て方
畑に堆肥や元肥を入れ、耕してから畝を立てます。雨が降った直後は避け、土がある程度乾いてから畝を立てます。
①畝の幅と長さに合わせて目印の支柱を立て、ひもを張って、畝の範囲を決める。
②ひもの外側に鍬を入れ、掘った土を刃の腹にのせて、ひもの内側に落とし、土を盛り上げる。ひもに沿ってこの作業を繰り返す。
③ひと回りして、土を盛り終えたら、レーキなどで畝の表面を軽くならして平らにする。
④最後にひもと支柱を取り外す。きれいな畝のできあがり。