![1](/assets/images/saien/202401/202401_img_01.jpg)
たねまきをして、芽はたくさん出たけどその後は大きく育たなかった、という経験はありませんか。それは「間引き」をしなかったために苗が混みあって十分に根を張れず、日当たりが悪くて栄養が行き渡らなかったり、風通しが悪くて病害虫の被害にあったりしたためです。たくさんの芽の中から病気や虫食い、色が悪い、大き過ぎたり小さ過ぎたりするものを摘み取り、形のそろった苗を残していく作業を間引きといいます。
間引きの時期やタイミングなどは野菜によって違いますが、だいたい発芽直後の子葉が出た頃に1回目、その後、葉と葉が触れ合うようになった頃を目安に2~3回行い、野菜に合った最終株間に調整します。面倒だからと一度に間引かずに必ず数回に分けて行いましょう。
![2](/assets/images/saien/202401/202401_img_02_w.jpg)
![3](/assets/images/saien/202401/202401_img_03.jpg)
苗の株元を押さえながらそっと抜き取ります。
![4](/assets/images/saien/202401/202401_img_04.jpg)
子葉が小さく密集している場合はピンセットを使って抜き取りましょう。
![5](/assets/images/saien/202401/202401_img_05.jpg)
密集して土の中で根が絡み合っている場合はハサミで根元をカットします。
![6](/assets/images/saien/202401/202401_img_06_w.jpg)
1ヵ所から数株出るので1~3回の間引きで1株にします。例えば1ヵ所に5~6粒まいた場合は、1回目で3~4本に、2回目で2本立ちに、3回目で1本立ちにします。軽くほぐして株元に土寄せしましょう。
![7](/assets/images/saien/202401/202401_img_07_w.jpg)
生育に合わせて葉と葉が重ならないように混み合った場所を数回に分けて間引き、適切な株間にします。周りの土の表面をほぐして株元に土寄せしましょう。