「わくわく菜園づくり」でおなじみの菜園田ファミリー。東京都内のマンションに住んでいた大地、若菜さん夫婦は美味しいものが大好きで、休日は二人で食べ歩きをしていました。子どもができたのをきっかけに素材の野菜作りから楽しもうと、東京都郊外の庭付き一戸建てに引っ越しました。娘のナナちゃんと息子のアグリくんも畑でのお手伝いが大好きです。
ナナちゃんは虫がちょっと苦手、アグリくんは何でも手づかみするいたずらっ子ですが、種まきや水やりがとても上手です。
これから家庭菜園を始めようというビギナーさん必見!野菜作りの基本のきを紹介します。マスターしたら、本誌の「わくわく菜園づくり」を参考にチャレンジしてね。
![菜園田ファミリープロフィール](/assets/images/kihon/202404/202404_tit_prof.png)
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- お父さん:大地(ダイチ)35歳
お母さん:若菜(ワカナ)33歳
- 長女:菜菜(ナナ)8歳
長男:阿久利(アグリ)4歳
- ペット犬:ユズ(♂)
ペット猫:アズキ(♀)
畝の立て方は?
畝とは、たねをまいたり、苗を植えつけたりするために、土を高く盛り上げたものです。土を盛り上げることによって、水はけと通気性の良いふかふかな土の部分が増えます。そのため、根が素直に育つことができるので、根菜類では形の良いものができます。
【写真左】畝を立てて栽培するサツマイモ
【写真右】畝を立て、ふかふかの土にすると形と食味がよいサツマイモができる 周囲の地面よりも植えつけ面が高くなるので、水はけの悪い場所でも水が抜けやすくなり、大雨が降っても水につかるのは根の一部ですみます。高畝にすると水田でもキャベツを作ることができます。
![02](/assets/images/kihon/202404/202404_img_02.jpg)
また、土の浅い位置に小石の混じった土の層などがあり、深くまで耕せない場所でも畝を立てれば
作土層が厚くなります。
畝の高さは5~10cmが一般的ですが、野菜の種類や水はけが悪い粘質土などでは20cm以上の高畝にすることもあります。
〇必要な道具
〇畝の立て方
畑に堆肥や元肥を入れ、耕してから畝を立てます。雨が降った直後は避け、土がある程度乾いてから畝を立てます。
①畝の幅と長さに合わせて目印の支柱を立て、ひもを張って、畝の範囲を決める。
②ひもの外側に鍬を入れ、掘った土を刃の腹にのせて、ひもの内側に落とし、土を盛り上げる。ひもに沿ってこの作業を繰り返す。
③ひと回りして、土を盛り終えたら、レーキなどで畝の表面を軽くならして平らにする。
④最後にひもと支柱を取り外す。きれいな畝のできあがり。
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