トマトの追肥に適した肥料は?

指導◎岡本 保(JA全農 肥料研究室技術主管)イラスト◎かとうともこ

Qトマトを作ろうと思って市販の野菜用の培養土を購入しました。培養土だけで育ちますか?追肥用に用意しておいたほうがよい肥料があれば教えてください。

A 市販の野菜用の培養土は、野菜栽培に必要な肥料分の他に、腐葉土などの有機物が適量混合されており、多くの野菜栽培にそのまま利用できます。トマトの栽培ももちろん可能です。トマトの場合、根が深く張るように、なるべく深さのあるプランターに培養土を詰めて栽培してください。20L程度の袋入り培養土なら、袋の口を開けて立てかければ、袋をそのままプランター代わりに利用することも可能です。袋の底に排水用の穴を数か所開けてから、トマトを植えてください。
 生育期間の長いトマトは、培養土に含まれる肥料分だけでは足りなくなるので、追肥が必要になります。追肥には速効性のNK化成が適しています。1段果房の肥大が盛んになる頃から、NK化成を培養土の表面にパラパラと撒いて、土と馴染むように水やりしてください。または、市販の液肥を所定の濃度に薄めて、水やりを兼ねてジョウロで散布してください。NK化成よりも更に速効的です。

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2020.04更新

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