もみ殻は、どのように使えばよいですか?
プロの農家は燻炭(くんたん=もみ殻を焼いて炭にしたもの)にして床土(とこつち=苗を育てるための土)の材料などに利用しますが、家庭菜園ではもみ殻を燃やすのは困難でしょうから、そのまま土に混ぜてください。土に混ぜてももみ殻はなかなか分解されずに、数年はその姿をとどめています。軽くて不整形な姿をしたもみ殻は、土の中で空気や水の通り道となるスペースを確保してくれます。そのような性質から、通気性や排水性の悪い、特に粘土質の土壌の通気性や排水性を改善するための資材として利用できます。
もう一つの利用法としては、やはり分解されにくい性質を利用して、野菜くず堆肥を作るときの水分調整材として、利用することも可能です。ただし、もみ殻は堆肥化しても分解されずにその姿をとどめ、堆肥容器を占領するので、あまり多く混ぜ過ぎないように注意してください。