
──入学した理由を教えてください。
加茂 京都市の出身で、実家は米農家です。高校、大学とも農業科に進みました。1期生だった親戚の勧めもあり、農業経営者としてのスキルを学びたいと思って入学しました。
──実際に学んでみて、どのような講義・演習が役立つと感じていますか。
加茂 食農連携マーケティングが実践的で、将来自分が何か新しい品目を栽培するときに役立つと。演習ではクレソンを選択したのですが、品目の市場性や生産性を調べて、課題を整理、分析して発表した経験は自身の事業計画に活かせると思います。
──卒業後はどのような農業経営を目指しますか。
加茂 京都の文化にも、中山間地という実家の農地環境にもマッチする山椒の生産を新たにはじめようと考えています。鳥獣被害が少なく、収益性も高い山椒で経営を安定させ、地域の担い手として地元に貢献したい。そして農業が若者の就職先のひとつとして考えてもらえるような経営を目指して頑張りたいです。
──入学したいと考えている未来の後輩へひと言お願いします
山嵜 まず門を叩いて。やりたい農業はここで見つければいい。迷っているなら一歩踏み出してと背中を押したいです。後輩の入学を待っています。
同校の運営主体は、(一社)アグリフューチャージャパン(AFJ)で、JA全農も立ち上げ時から協力しています。現役の企業経営者など一流の講師陣と交流することは、在校生や卒業生にとってなかなか得られない知識や人脈を獲得できるチャンスとなっています。 同校は、2013年開校のまだ若い学校です。卒業生がこれからの日本の食と農を支えることにもなります。入学にあたり特待生制度や国の農業次世代人材投資資金制度を活用すれば、学費負担が少なくなるといったメリットもあります。学校案内を知りたい方はこちらまで。