家庭菜園 記事一覧

野菜の育て方

ビギナーに人気!季節に合わせた家庭菜園

ホウレンソウ

イラスト◎かとうともこ 監修◎山崎弘一郎

寒さに強く暑さに弱いので、秋まき冬どりの栽培がおすすめです。
たねまき前には土の酸度調整をして、水はけのよい畑で育てましょう。
サラダホウレンソウや寒締めに適した品種も楽しめます。

 生育適温は15〜20℃と冷涼な気候を好み、0℃以下の温度にも耐えられますが、25℃以上になると生育が悪くなります。
 酸性土壌を嫌うので苦土石灰などを用いてpH6〜7に酸度調節します。ホウレンソウは移植を嫌う直根性なので、必ず畑に直まきして育てましょう。また、花芽が伸びてしまうトウ立ちは昼間の長さ(日長)が長くなると起こるため、街灯などで夜間でも明るいと日照時間と勘違いしてトウ立ちが進むので、栽培場所にも注意しましょう。
 アクが少なく生食できるサラダホウレンソウや、肉厚で冬の寒さにあてて育てると甘味の増す寒締めホウレンソウに適した品種などがあるので、栽培時期に合わせていろいろ楽しむことができます。さらに、たねまきの時期を少しずつずらせば長期間収穫することもできます。
 連作障害があるので、同じ畑での栽培は1〜2年あけましょう。

たねまき

深さの一定な1~2cm程のまき溝を作り、たねは1~2cmの等間隔で重ならないようにすじまきします。土をかぶせて表面を平らにならすように軽くおさえ、たねが流れないようにやさしくたっぷり水やりしましょう。

発芽・間引き

5~7日で発芽します。本葉1~2枚になったら葉と葉が重なりあわないように間引き、株間3cm程度にします。本葉3~4枚で株間6~7cmに間引きます。株元に軽く土寄せをしましょう。

ヨトウムシやアブラムシなどは秋でも活発なので、たねまき後は不織布や防虫ネットをかけて防ぐとよいでしょう。また、不織布のベタがけは、気温が低下してきた時にも効果があります。

追肥

通常は不要ですが、冬越しさせた場合には、成長が再開する春先に化成肥料(8-8-8)を1m2あたり50g程度散布してください。

収穫

草丈が20cmを超えて25cmくらいまでに収穫します。株ごと抜き取るか、ハサミやナイフを使って根元を切って収穫しましょう。

●土づくりワンポイントアドバイス

指導:岡本 保(元JA全農 肥料研究室技術主管)

ホウレンソウは酸性土壌を嫌う作物の代表格です。また根張りが深く、直根は1m以上の深さにまで伸びます。酸性土壌改良のための苦土石灰1m2あたり100g程度(石灰類をしばらく施用していない畑では200g、直前作で施用していれば50g程度)と、土をやわらかくし根張りを良くするための完熟堆肥1kg程度を、たねまきの2週間以上前に散布し、できるだけ深く耕しておきます。
元肥は、たねまきの1週間前に、化成肥料(8-8-8)1m2あたり100~150g(気温の低い時期の栽培ほど多めに)を散布し、土に混ぜ込みます。


●ホウレンソウの栽培スケジュール

(ベランダでも畑でも栽培できます)

スケジュール

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家庭菜園Q&A

家庭菜園のよくある質問に先生が回答

指導◎川城英夫(JA全農耕種総合対策部テクニカルアドバイザー) イラスト◎かとうともこQ.収穫のコツは?

おいしく野菜をいただくためには、適期に収穫することが大切です。収穫の適期は、野菜ごとに異なります(表)。

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・果菜類

 未熟果を収穫するナスやキュウリなどは、果実の大きさで収穫期を判断します。
 トマトやイチゴ、パプリカなどは、果実が赤や黄色など、品種固有の色になったものから収穫します。
 果菜類の中で収穫適期の見極めが難しいのがスイカやメロンなどです。これらは授粉日または着果日を記録しておき、品種ごとの成熟日数を目安に収穫します(写真)。

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【写真】 スイカに授粉日を書いたラベルをつける。収穫期の目安にする。

・葉菜類

 葉菜類は、茎葉がやわらかいうちがおいしく、とり遅れると硬くなってしまいます。ホウレンソウやコマツナ、ミズナなどは発芽後いつでも食べられますが、小さいうちに収穫してしまうと収穫量が上がりません。
 キャベツなどの結球野菜は球の締まり具合がポイント。ブロッコリーやナバナなどの花蕾を食べる野菜は花蕾が緻密で、花が咲く前に収穫します。

・根菜類

 ダイコンやニンジンなどの根菜類は、根の直径を目安に収穫し、お尻の部分まで丸く肥大していたら適期といえます。

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読者のわが家の味を料理のプロが再現!

新米で作る混ぜごはんきのこたっぷり混ぜごはん

京都府・のっこさん

1人分:約435kcal 調理時間:約30分

材料4人分

  • ご飯(炊きたて) 600~800g
  • きのこ(まいたけ、しめじ、しいたけなど好みで) 400g
  • にんにく 1片
  • しょう油 大さじ2
  • 塩 小さじ1/2
  • ごま油 大さじ4
  • 小ねぎ(小口切り) 適量
  • 白いりごま 少々
  • 黒こしょう 少々

作り方

  1. まいたけ、しめじは根元を切り落として食べやすくほぐす。しいたけは軸を切り、縦5mm幅に切る。にんにくはみじん切りにする。

  2. フライパンに油、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったらきのこを加えて弱めの中火でゆっくりよく炒める。

  3. 2にしょう油、塩を加えて炒め合わせて火を止め、ご飯を加えて混ぜる。

  4. 器に盛り、小ねぎ、ごま、黒こしょうをふる。

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新米で作る混ぜごはんなすとひき肉のエスニックごはん

神奈川県・リンゴ姫さん

1人分:約580kcal 調理時間:約40分

材料4人分

  • ご飯(炊きたて) 600~800g
  • 鶏ひき肉 200g
  • なす 4本(400g)
  • 卵 4個
  • パクチー 1束
  • 豆板醤 小さじ1
  • ナンプラー 大さじ1と1/3
  • 砂糖 大さじ1
  • レモン汁 大さじ2
  • サラダ油 大さじ3

作り方

  1. なすはヘタを切り、縦半分に切り、3~4mm幅の半月切りにする。

  2. フライパンに油大さじ2を熱し、ひき肉を入れ中火でほぐすように炒めて肉の色が変わったら、1を入れてしっとりやわらかくなるまで炒め合わせる。

  3. 2に豆板醬を加え、ナンプラー、砂糖も加えて炒め合わせたら、レモン汁を入れて混ぜ、火を止める。

  4. 大きめのボウルにご飯を入れ、3を加えて混ぜる。

  5. フライパンに油大さじ1を熱して間隔をあけて卵を落とし入れ、弱めの中火で好みの半熟状に焼く。

  6. 器に4を盛り、パクチーを刻んでのせ、5をのせる。

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新米で作る混ぜごはんクレソンごはん

秋田県・りんごさん

1人分:約435kcal 調理時間:約20分

材料4人分

  • ご飯(炊きたて) 600~800g
  • 合びき肉 150g
  • クレソン 100g
  • にんにく 1片
  • しょう油 大さじ2
  • 酒 大さじ1
  • サラダ油 大さじ1
  • 黒こしょう 少々
  • レモン(くし切り) 4片

作り方

  1. クレソンは粗みじん切りにする。にんにくはすりおろす。

  2. フライパンに油を熱し、ひき肉を入れて中火でほぐすようにして炒め、肉の色が変わったら酒をふり、にんにく、しょう油を加えて混ぜる。蓋をして弱火で5分程、汁気がなくなるまで蒸し煮にする。

  3. 2にクレソンを加えてさっと炒め合わせる。

  4. 大きめのボウルにご飯を入れ、3を加えて混ぜる。

  5. 器に盛り、黒こしょうをふり、レモンを添える。

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プロのおすすめレシピ

料理のプロがすすめる旬の食材を使ったレシピ

甘味と酸味、食感、彩りを楽しむ旬のサラダです柿とカリフラワーのサラダ

料理◎大庭英子 撮影◎榎本修

1人分:約325kcal 調理時間:約25分

材料4人分

  • 柿 2~3個
  • 鶏ささ身 200g
  • カリフラワー 200g
  • 水菜 150g
  • 白ワイン(または酒) 大さじ1
  • フレンチドレッシング 大さじ5
  • マヨネーズ 大さじ3
  • 塩 適量
  • こしょう 少々
  • フレンチドレッシング(作りやすい分量)
    • オリーブ油 2/3カップ
    • 酢 1/3カップ
    • 塩 小さじ1
    • こしょう 少々

作り方

  1. 鶏ささ身は筋のあるものは取り、小さめの鍋に並べ、ひたひたの水、白ワイン、塩少々をふり、中火にかける。煮立ってきたら、火を弱めて蓋をして5分程蒸しゆでにし、火を止めてそのまま冷ます。冷めたら取り出して縦半分に切り、1~1.5cm幅に切る。

  2. フレンチドレッシングを作る。ボウルに材料を入れてよく混ぜ合わせる(残りは常温で1週間保存できます)。

  3. カリフラワーは小房に切り分け、大きなものはさらに縦2~4等分に切る。鍋にたっぷりの熱湯を沸かして塩少々を入れ、カリフラワーを入れて混ぜ、再び煮立ってきたら、1分程ゆでてザルにあげる。ボウルに移して熱いうちに2を大さじ2かけて混ぜて冷ます。

  4. 柿は皮をむいて1~1.5cm角に切る。

  5. 水菜は根元を切って3cm長さに切る。冷水にさらしてパリッとしたらサラダスピナーなどを使って水気をしっかりきって、器に敷く。

  6. 3に1、4を加えて混ぜ、5の上に盛りつける。

  7. 小さなボウルに2のドレッシング大さじ3、マヨネーズを入れて混ぜ、塩、こしょう各少々で調味してソースを作る。

  8. 6に7をかけ、全体を混ぜていただく。

ココがポイント

柿の甘みとフレンチドレッシングの酸味が調和します。
カリフラワーはかためにゆでて食感を残します。

料理の基本

切り方・煮方・揚げ方など調理の基本をプロが伝授

ごぼうをささがきにする

料理◎大庭英子 撮影◎榎本修

笹の葉のように細く薄くそぐような切り方が「ささがき」です。
さまざまな料理に使えるささがきごぼうをマスターしましょう。

作り方

  1. 皮をこそげる

    包丁の刃先または背を左右に動かして、ごぼうの皮をこそげ取り、水でさっと洗う。包丁の代わりにたわしを使ってもよい。

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  2. ささがきにする

    水をはったボウルの上で、ごぼうを手に持って少しずつ回しながら、包丁の手元の部分で薄くそぐようにして切る。

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  3. 水にさらす

    切ったそばから水にさらして、あく抜きをする。香りがなくなってしまうので、水を替える必要はない。

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  4. ザルにあげる

    ごぼうをすべて切り終わって水に放したら、ザルにあげて水をきる。

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●皮をこそげる時は、包丁の刃先を使うと皮を取りすぎず風味が残ります。
ごぼうにごく浅く、縦に切れ目を入れてからささがきにすると、細いささがきができます。

ごぼうと豚肉の柳川風

1人分:約265kcal 調理時間:約30分

材料4人分

  • ごぼう 250g
  • 豚ばらしゃぶしゃぶ用肉 100g
  • 卵 3~4個
  • 酒 大さじ2
  • みりん 大さじ3
  • 砂糖 大さじ1
  • しょう油 大さじ2.5
  • 水 1カップ
  • サラダ油 少々
  • みつば 少々

作り方

  1. ごぼうは上記を参考にしてささがきにし、水気をよくきる。

  2. 豚肉は3cm長さに切る。

  3. 直径24cm程のフライパンに油を熱し、豚肉を入れてほぐすようにして炒め、肉の色が変わったら、酒をふり、水を加える。煮立ってきたら、火を弱めてアクを取る。

  4. 3を中火にして1、みりん、砂糖、しょう油を加えて混ぜ、蓋をして弱火で10分程煮る。

  5. ボウルに卵を割りほぐし、4の中心から外に円を描くように流し入れ、蓋をして半熟状になるまで煮る。

  6. みつばをのせ、器に盛る。